オリビア・ニュートン・ジョン　メジャーデビュー40周年！永遠の歌姫インタビュー

オリビア・ニュートン・ジョン　メジャーデビュー40周年！永遠の歌姫インタビュー

デビュー40周年を迎えたオリビア・ニュートン・ジョン（62）が、ベスト盤『オリビア・ニュートン・ジョン 40/40～ ベスト・セレクション』を発売。今月25日からは約4年ぶりの来日公演もスタート！独占インタビューをお届けします！

――　小学生のとき、毎朝『ジョリーン』聞いて登校していたんですよ。
本当！アリガトウ。

――　早速ですが、ベスト盤『オリビア・ニュートン・ジョン40/40～ ベスト・セレクション』について教えてください。
このアルバムは日本のファンが選んでくれたの。すばらしい選曲よ。どれも好きな曲ばかりで、大満足しているわ。

――　昔から音楽への楽しみや喜びは変わっていないとおっしゃっていますが、最近ではどんな瞬間にそれを感じましたか？
いい音楽を聴いたときにはいつも思うわ。今は街中に音楽があふれているでしょう。ＢＧＭもそうだし、テレビからもラジオからもエレベーターでもレストランでもかかっているわ。ふだん私は音楽を車の中で聴くことが多いの。

――　車の中ではどんな曲をかけているんですか？
どんなジャンルの曲も聞くわよ。カントリーソングも聴くし、ニューエイジソングも聴くし、ジャック・ジョンソンやＰｉｎｋ！なんかも聞いているわ。

――　相変わらずとてもお美しいんですが、どんな美容法や健康法を実践されていますか？
オー・ガッシュ！ドウモアリガトウ！　私は夫が運営している会社の自然系の食品や化粧品を使っているの。

――　以前もハーブティーを飲んでいるとおっしゃっていましたね。今はどんなものを飲んでいらっしゃるんですか？
カムカムの実のお茶よ。ペルーではとってもポピュラーなの。夫の会社ではいろんなハーブティーを扱っているんだけど、いろいろとミックスされているものも飲んでいるわ。スキンケア化粧品も『ジュビア』という無添加のものを使っているの。すごくお肌にいいのよ。

――　ネットでも買えるそうですね？
ええ、そうよ。

――　オリビアさんの今までで一番辛かったことは、43歳のときにお父さまを亡くされて、２日後にがんを告知されたときだったと思うんですが、それを乗り越えて絵本を書いたり音楽を作ったりしていらっしゃいますよね。その前向きな気持ちは、どこから来たんでしょうか？
私は元々、生まれつき楽天的な性格なんだと思うの。姉からも『あなたはいつも良いところばかりにしか目が行かないわね』って言われていたわ。人によっては、その人には良いところがたくさんあるのに、１つ悪いところがあると、そちらにばかり気を取られてしまう人もいるけど、逆にたくさん悪いところがあっても、良いところが１つあれば、私はそっちのほうに目が行くタイプだったと思うの。

――　５年間の闘病中、これは嬉しかったというエピソードはありますか？
嬉しかったのは、手術後にある女性が「私も20年前に乳がんの手術を受けて克服しているのよ」って話してくれたこと。20年前はまだそんなに医療技術も発達していない。でもその彼女が20年後にこうして元気でいるってことがすごく励みになった。自分もがん発覚から18年経って、今こそ多くの人たちに自信をもって言えるわ「負けないと思う気持ちがいちばん大切」ってね。

――　日本人女性ってあまり自分の体のことや病気のことを周りに言わない傾向がありますが、それをどうしたら変えていけるでしょうか？
確かに日本人女性は欧米人女性と比べてプライベートなことは、なかなか言わないわよね。自分もがんにかかったとき、周りに告白するのにかなり抵抗があったし。でも考えてみると、女性には必ずかかるリスクがあって、だからこそ早い発見が必要なの。自分で触診してみて、見つけるということがとても大切。習慣や文化をポンと変えることはできないけれど、自分の体に対する責任を持つことはとても大切なことだと思うわ。

――　11月24日には、娘さんのクロエ・ラタンジ―さんが日本デビューされますね。彼女に、母親としてではなく、プロの歌手として何かアドバイスしたことがありますか？
彼女には、自分らしく、クロエらしくいなさいと。出来ることを納得してやりなさいとずっと言っているわ。

――　もし神様からオリビアさんに、「人生を頑張ってきたから何か１つ願いを叶えてあげよう」って言われたら何をお願いしますか？
そうね、１つお願いするとしたら、クロエが私のような40年も歌い続けられる人生を送れるようにってお願いするわ。

――　25日からの来日公演、楽しみにしています。
アリガトウ！

【取材／ヒュー・佐藤】
【撮影／高田太郎】