Hollywood Life
故ホイットニー・ヒューストンの一人娘ボビィ・クリスティーナ・ブラウンが浴槽で昏倒した状態で発見されてから1週間あまり。容態は未だに深刻で、意識も戻っていない。警察の捜査で遺書のようなものが発見されたことから自殺の線も考えられたが、同居人のニック・ゴードンによるDV説が浮上、現在ゴードンは取り調べを受けている。
複雑な家庭環境に育ち、すさんだ生活を送っていたところをヒューストンに引き取られ、我が子同然に育てられたゴードン。ボビィ・クリスティーナとは義兄妹のような関係だが、ヒューストンは養子縁組を行っていない。ヒューストンの死後、悲しみに暮れていた一人娘を慰める形でゴードンとブラウンは急接近。2人の関係は家族の域を超え、同年秋には婚約を発表。すでに結婚しているものと思われていたが、今回の事件で婚姻には至っていないことが明らかになっている。
ヒューストンの死から17日後にあたる2012年2月11日に行われたきり死蔵されていたアクセス・ハリウッドのインタビュー映像がこのたび発掘された。ヒューストンの夫ボビー・ブラウンの姉レオラ・ブラウンに話を聞いたもので、レオラはその中で「姪のボビィ・クリスティーナが心配です」とはっきり言っている。
「クリッシー(ボビィ・クリスティーナの愛称)は今安全ではないわ。クリッシーに伝えたい。これはものすごく、ものすごく、大切なことよ。今は誰も信用してはダメ。お父さんとおばあちゃんと自分以外はね」
その言葉の意味するところを、レオラは詳しくは語らなかったが、レオラの弁護士は「心神耗弱状態のボビィ・クリスティーナを利用しようとする人物がいます」と付け加えた。さらに、レオラはヒューストンの死も事故ではなかったと主張。犯人について思い当たる人物はいるが、弁護士に口止めされているとも、そのビデオの中で語っている。
ボビィ・クリスティーナを発見した友人は、心肺蘇生を試み、911に通報したが、その間ゴードンは血痕のようなものを必死に拭き取っていたとか。そんな証言もあり、2000万ドルともいわれる母の遺産を受け取ったボビィ・クリスティーナをゴードンが謀殺しようとしたのではないかという疑惑ももっともなものに思える。