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Alexandra AndresenのInstagramより

 

米経済誌Forbesが過日発表した2016年版世界長者番付では、10億ドル以上の資産を持つ世界の大富豪1810人がずらりとリストアップされている。このランキングの中に、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ(750億ドル)や、アマゾンCEOジェフ・ベゾス(452億ドル)らと共にアレクサンドラ・アンドリーセンなる人物が名を連ねている。彼女はわずか19歳。世界最年少の億万長者だ。

資産12億ドルで1810人中1476位にランクインしたアレキサンドラはIT長者でもなければ、ハリウッドセレブでもない。ノルウェイ出身の馬術選手だ。20歳の姉カタリーナも同じく12億ドルの資産を有し、2番目に若い億万長者として同率1476位につけている。

アンドリーセン家は、1849年にタバコ製造会社を創立。2005年に会社を5億ドルで売却し、投資会社ファド・ホールディングスを興した。投資事業は大成功を収め、アレクサンドラの父ヨハンは2007年に自社株の80%の所有権を2人の娘に移した。この財産が彼女たちを億万長者に押し上げたのだ。

これほどの資産を持ちながらも、姉妹は節約を心がけているという。自社の広報誌のインタビューで、アレキサンドラは「毎週もらうお小遣いも、大会でもらう賞金も貯金しています。父や母にお願いしなくても、バッグや靴などの欲しいものは自分で買っているんです」と話している。

“金持ち”はとかく色眼鏡で見られがちだが、彼女たちも例外ではないようだ。カタリーナは「私の家庭には良い点と悪い点があります。プレッシャーもすごいし、いやな質問もよくされます。私たちの名は常にお金と結びつけられるし、常に話題の中心はお金になってしまうんです」と、悩みを吐露する。

現在、カタリーナは家族が行っている慈善事業を手伝いながら、アムステルダム・ユニバーシティ・カレッジで社会科学を勉強している。「働かないという選択肢を選ぶこともできました。でも、私は社会に出るつもりです。その日がとても楽しみです」。

アレキサンドラは3歳のときに乗馬を始め、小さなシェットランドポニーに乗った大会で国際的な評価を得た。2013年のヨーロッパジュニア大会で銅メダル、翌年には銀メダルを獲得するなど快進撃を続けており、現在は拠点をドイツに移して乗馬に打ち込んでいる。「人生をかけてやっていきたいもの、それは乗馬よ!」と、昨年のインタビューで語っている。ボーイフレンドは同郷ノルウェー出身のプロ格闘家ヨアキム・トーレフスン(24)だ。

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