The Telegraph
英国人ミュージシャン、フィル・コリンズが今年1月、結婚を考えている女性がいることを公表した。相手は7年前に2,500万ポンド(約40億3,900万円)の慰謝料を払って離婚した3番目の元妻オリアンヌ・シーヴェイ。英Mail紙日曜版のインタビューで、2人の間に何が起こったのかをシーヴェイが語っている。
コリンズとシーヴェイが初めて出会ったのは1994年。前妻ジル・タヴェルマンとの離婚が1996年に成立し、1999年に結婚、2児をもうけた。シーヴェイは2人目の息子マシューを出産後、重い産後鬱に陥り、このことが2人の別離を加速させたという。2006年には離婚を前提で別居し、その2年後にコリンズが慰謝料を払うことで離婚が成立した。その後、コリンズは米国のテレビアンカー、デイナ・タイラーと交際、シーヴェイは投資銀行に勤めるチャールズ・メジャティと再婚し、それぞれの道を歩んでいた。
2014年12月、シーヴェイは背中のケガが原因で日常生活が送れないほどの麻痺に苦しんでいた。誰にも頼れない状態だった彼女は「もう二度と歩けないかもしれない」と言われたことで自殺も考えたという。そんな苦境に手を差し伸べたのがコリンズだった。
「フィルは、私の様子を見に来てくれた最初の人だったの。彼に恋心を再び抱くなんてことは全然なかったのだけど、病気の私のそばに、彼はずっといてくれた。私たちは、素晴らしい思い出について語り合ったわ。同じ歴史を共有し、子どももいる。2人とも年を取って賢くなったのね。ゆっくりと、それは起こった。もう決して、彼と離れたくないって思うようになったの。二度目のチャンスを与えてもらったことに感謝しているわ」
現在、シーヴェイはメジャティとの離婚係争中だ。ケガをする前から夫婦関係は断絶状態にあったというシーヴェイは、急ぐことなく、コリンズとの再婚を進めたいと語っている。