25日、EXOの元メンバーで、現在は中国で俳優として活躍しているクリス(呉亦凡=ウー・イー・ファン、25)が東京・日本橋で行われた主演映画『すれちがう青春』の舞台あいさつに登壇した。
‘14年5月にEXOを離脱して以降、約2年半ぶりの来日となった今回。クリスが「こんばんは。私はクリスです。よろしくお願いします」と日本語であいさつすると、会場に駆け付けたファンからは再会を喜ぶ大歓声が送られた。
同作は、21日から26日まで開催される『2016東京・中国映画週間』の上映作品。クリスは劇中で心を閉ざした青年・夏木を好演しており、この日、一緒に登壇したプロデューサーも「役に溶け込んでいた」と絶賛。それを聞いたクリスは「(夏木は)僕の幼い頃ととても似ている。僕も少年時代は物静かで、何があっても心のなかに閉まっている性格でした」とキャラクターとの共通点を分析した。
また、いちばん気に入っているシーンは「刑務所のシーン」だといい、「憔悴しきった様子を表現するために目の下に隈を作ったり、ヒゲを生やしたのがとても印象に残っています」と語った。
司会者から「原作の小説は読みましたか?」と質問されると、しばらく中国語でやりとりをした後に、「読みました」と日本語で返答。喜ぶファンに「ありがとうございます」と再び日本語で笑顔を見せた。
さらに、「殺人犯など変わった役を演じてみたいです。日本語を勉強して、日本語でも役作りに挑戦したいと思います」と、日本進出に意欲を見せた。
最後にファンから花束をプレゼントされると日本語で「きれいですね」とうれしそうな表情を浮かべ、舞台袖から見えなくなるまでファンに手を振りながら退場した。
(撮影/轟友貴)