REX FEATURES/アフロ
アカデミー賞に代表される映画賞の授賞式は、超高級メゾンのドレスを身に纏った女優たちが覇を競う“戦場”だ。本番に向けて、専属のスタイリストとデザイナーが時間をかけて最高の装いを準備する。その費用はジュエリーも合わせれば全身で数億円になる例も珍しくない。
過日開催された第22回放送映画批評家協会賞で最も注目を集めたのは、『ジュラシック・ワールド』のクレア役で知られるブライス・ダラス・ハワード(35)だろう。なぜなら、彼女が着用していたドレスはTOPSHOPのもので価格は240ドル(約27,000円)。しかもスタイリストではなく自分自身で購入したというのだから驚きだ。
TOPSHOPは英国発のファストファッションブランド。スポーツウェアからセクシーなパーティドレスまでが手頃な値段で揃っており、幅広い世代に人気が高い。日本からは残念ながら数年前に撤退してしまった。
ハワードが買い求めたマキシドレスはお腹のあたりまであいた深いVネックラインが特徴的。素材はポリエステルながら、こっくりとしたマスタードカラーが目を惹く。
女優やモデルのサイズは0から4あたりが一般的だ。しかし、ハワードはサイズ6。「サンプルサイズじゃなかったり、あんまりデザイナーと直接的な付き合いがなかったりするとサイズ6のドレスを見つけるのは難しいのよ。だから、あんまり知らない店でいいものを見つけたときはニーマン(・マーカス)に行くか、オンラインで買うわ」と自身の買い物スタイルについてPEOPLE誌に話していたように、今回もニーマン・マーカスで購入したようだ。しかし、すでに同店のオンラインショップでは同じドレスは売り切れとなっている。
Twitterには、「とってもきれい!」「本当にゴージャスだ」「大金を使わなくても素敵になれるって証拠ね」といったコメントがあふれ、彼女の選択が男女問わず支持されていることがわかる。