写真:AP/アフロ
今月1日、米ロサンゼルスのシンボルであるハリウッドサインが「HOLLYWOOD」から「HOLLYWeeD(聖なる大麻)」に一夜にして作り替えられてしまった。この大胆不敵なイタズラに「けしからん」という声が噴出したことは言うまでも無いが、わずか数時間で幅約9メートル、高さ15メートルの文字を改変するという“手腕”とユーモアが一部で賞賛されていた。
しかし、破壊行為であることに変わりは無い。ロサンゼルス市警ハリウッド署は現地時間9日午後、このイタズラを行ったザッカリー・コール・フェルナンデス(30)という男を逮捕したと発表した。
ロサンゼルス市議のデイヴィッド・リュウ氏は「こういった悪ふざけは、それそのものの対応に加え、急増する野次馬への対応、模倣犯対策などが付き物であり、治安を守るための大切な人的リソースを損なうものです」と声明を出し、地方検事とロス市警に対し、フェルナンデスの起訴を求めている。
ハリウッドサインは物理的に破壊されてはおらず、防水布で文字の一部を覆うことで「O」を「e」に見せていた。監視カメラには犯行の様子が録画されており、当局は犯人の捜索を続けていた。フェルナンデスは現在自己誓約で保釈されているいが、2月15日に出廷することが決まっている。