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「SW(スター・ウォーズ)はお祭りみたいなもの。善悪はハッキリしているし、ストーリーも単純で難しくなく、老若男女みんなで盛り上がれる映画です。一度も見たことがない人でも前作『フォースの覚醒』さえ見ておけば大丈夫。EP(エピソード)1〜6の知識も入れておけば、さらに楽しめます」

 

そう話すのは映画ライターのよしひろまさみちさん。15日に公開される『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。昔からのファンはもちろん、最近見始めた人たちもこれさえ押さえておけば、より最新作を楽しむことができるはず。SW過去7作品のエピソードをキャッチアップ!

 

■『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999年)

 

遠い昔、はるか彼方の銀河系で……。銀河共和国に“ファントム・メナス(見えざる脅威)”が近づき、元老院は自由と正義の守護者・ジェダイに助けを求めた。ジェダイ・マスターのクワイ・ガンは辺境の惑星タトゥイーンで、銀河系に平和と秩序をもたらす力を持った少年、アナキン・スカイウォーカーと出会う。

 

■『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(2002年)

 

10年後ーー。オビ・ワンの弟子になり、修業に励んでいたアナキンはジェダイへの道を順調に歩んでいた。そこでパドメ・アミダラと再会して恋に落ち、ジェダイのおきてを破って極秘結婚をする。一方で、銀河共和国はシスの暗黒卿の暗躍により、次第に窮地に追い込まれていく。

 

■『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005年)

 

3年後ーー。妊娠したパドメが死ぬ夢を見たアナキンは、ダース・シディアスに「パドメを救えるのはシスの力だけ」とそそのかされ、暗黒面に堕ちる。師匠のオビ・ワンとの戦いで瀕死の重傷を負うが、ダース・ベイダーとして復活。パドメは死に、生まれた双子は別々に育てられることになる。

 

■『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年)

 

19年後ーー。銀河系はダース・シディアス率いる銀河帝国が支配していた。帝国軍に捕縛されたレイア姫はジェダイの生き残りであるオビ・ワンに助けを要請。オビ・ワンは陰ながら成長を見守っていたルークと密輸業者のハン・ソロとともにレイア姫を奪還するが、かつての弟子であるダース・ベイダーに倒されてしまう。

 

■『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980年)

 

3年後ーー。ソロとレイア姫は反発しながらも互いに引かれ合い、距離を縮めていく。ルークはジェダイ・マスターのヨーダのもとでジェダイの修行に励む。ソロとレイア姫が帝国軍に捕らえられ、ルークはダース・ベイダーと対決する。そこで、ダース・ベイダーが実の父親だと知る。

 

■『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)

 

1年後ーー。ソロとレイア姫率いる反乱軍は、帝国軍の秘密基地のあるエンドアへ向かう。ダース・ベイダーとの対決にひとりで向かったルークは、ダース・シディアスに苦しめられる。善の心を取り戻したダース・ベイダーはルークを助け、ルークの腕のなかで息を引き取る。反乱軍は帝国軍を撃破し、勝利をおさめる。

 

■『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015年)

 

30年後ーー。帝国軍の残党が結成した新たな脅威、ファースト・オーダーが台頭し、銀河系を支配していた。ソロとレイアの息子・ベンは暗黒面に堕ち、カイロ・レンとしてファースト・オーダーの一員に。一方、砂漠の惑星で孤独に暮らすレイは、球体ドロイドのBB-8やトルーパー脱走兵のフィンと出会う。レイ一行はレイア率いるレジスタンスに加わり、ファースト・オーダーと戦うことに。そして、レイは隠遁していたルークの元を訪れたのだが……。

 

よしひろさんは、最新作の見どころについてこう語る。

 

「ルークはなぜあの星に隠れて住んでいたのか、レイは誰の子どもなのか、フィンはなぜライトセーバーを操れたのか、カイロ・レンの心の葛藤の原因は何かなど、『フォースの覚醒』での謎が解き明かされるかもしれません。自分でコントロールできないほど強力な力を持て余したレイが、ダークサイドに堕ちてしまうのかどうかもポイントですね」

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