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Amazonの創業者ジェフ・ベゾスはかつてこんなことを語っていた。

 

「Amazonは普通のことはしません。特別なことを行う企業です」——確かにその通りだと思わせるような出来事が起こった。

 

今年3月、米アトランタでビルの管理人として働くバーバラ・キャロルは、Amazonでトイレットペーパーを3ケースを88ドル17セントで購入した。商品は間もなく配送され、そこまでは何の問題もなかった。

 

後日、銀行で記帳したキャロルは、身に覚えのない多額の支出があることに気がついた。急いで買い物の履歴を調べると、それはAmazonからの請求だった。トイレットペーパー3ケースの送料として、7455ドル(約82万6千円)が計上され、合計7543.12ドル(83万6千円)が口座から引き落とされていたのだ。

 

地元テレビ局WSB-TVの取材に応えたキャロルは、その後の顛末をこう説明した。「思わず叫んだ後、こう考えました。『大丈夫、だってAmazonだもの。Amazonならちゃんと対応してくれるはず』。でも返金してくれなかったんです。第三者の販売業者のやったことだから、って」。

 

この放送をきっかけに、多数のメディアや視聴者がAmazonに返金について問い合わせたようだ。およそ2カ月後の5月17日(現地時間)、Amazonはキャロルへの返金手続きが完了したと公表。そして同社の規約に基づき、彼女に法外な送料を請求した業者を相手取り訴訟を起こす旨も合わせて発表した。

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