映画『ゲノムハザード ある天才科学者の5日間』(提供:ハピネット 配給:アスミック・エース)が2014年1月24日(金)全国ロードショーにて公開することが決定。
そして、本作は2013年第18回釜山国際映画祭(コリアン・シネマ・トゥデイ部門パノラマ)に正式出品され、ワールドプレミアとなる本日10月4日(金)の公式上映に合わせ、主演・西島秀俊が渡韓、キム・ソンス監督、ヒロインのキム・ヒョジンとともに、1000人以上の観客が見守る中、野外ステージのHAEUNDAE BIFF VILLAGE Outdoor Stageにて舞台挨拶に登壇した。
<オフィシャルレポート>
キム・ソンス監督
本作を釜山映画祭で上映できることを大変光栄に思います。今日は、初めて完成した映画を上映するという、記念すべき日になります。
キム・ヒョジン
皆さんが大好きな西島さんが演じた、記憶の謎を辿りながら解決していく主人公を助ける役を演じました。
Q:今回、2つの人格を演じるという難しい役でしたが、どうでしたか?
A:西島秀俊
正確には2つの人格を演じるのではなく、2つの記憶が混ざっていて、グラデーションになっているような、難しい役でした。
Q:今回、日韓合作に出演されましたが、いかがでしたか?
A:西島秀俊
僕は、過去、何度か色々な国の合作映画に出演しているのですが、だいたいスタッフの間でやり方がちがって行き違うことが多いんです。でも、今回は撮影の最後に日本と韓国のスタッフが泣きながら握手して別れるという、感動的な体験をしました。
こういうことがひとつ、ひとつ、みんなに拡がっていくといいなと思いました。
最後に
西島秀俊
スタッフが純粋な気持ちでつくりあげて、素晴らしい作品になりました。
1回とは言わず、10回でも、何回でも観てほしいです。
<作品情報>
ゲノムハザード ある天才科学者の5日間
ある日石神武人(いしがみたけと)は、自宅で殺された妻を発見する。呆然としながら突然鳴った電話に出ると、その電話は傍らで冷たくなっているその妻からの電話だった―。この日を境に、彼は警察を騙る男たちに追われるようになる。“敵か味方かわからない女記者”や“自分の妻を装う女”に出会い、そして彼が辿り着いた真実、それは―自分の記憶が“上書き”され何者かに奪われたということ。ある天才科学者が“上書き”された記憶に隠された衝撃の真相に辿り着く5日間!
原作は、第15回サントリー・ミステリー大賞読者賞受賞・司城志朗「ゲノムハザード」(小学館文庫)。バイオテクノロジーとミステリーを融合したこの傑作小説の舞台が映画では日本と韓国に広がり、息つかせない展開で西島秀俊演じる主人公が駆け抜ける。すべての複雑に絡み合った謎が一気に解け、衝撃の事実が明かされるクライマックスは圧巻!
愛する妻の死と上書きされた記憶の真相を追う主人公を演じるのは、人気・実力ともに日本映画界を代表する俳優・西島秀俊。ほかキャストに、主人公の前に現れる敵か味方かわからない女性記者に新進女優キム・ヒョジン、主人公の妻を装う女・美由紀に真木よう子。監督にパク・チャヌクのもとで助監督を務め06年公開のデビュー作「美しき野獣」が高く評価されたキム・ソンス。日韓の若き才能が集結し、この唯一無二の“上書きされた記憶の謎を解く”アクション×サスペンス大作が誕生しました。
本作は2012年7月~10月にかけて日本(東京、神戸)と韓国にて撮影され、現在本編は釜山映画祭での上映に合わせてポストプロダクション中となっております。釜山映画祭後からマスコミ試写を実施予定です。
【西島秀俊 プロフィール】
1971年、東京都出身。94年の『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。黒沢清監督『ニンゲン合格』(99)、ベネチア国際映画祭に出品された北野武監督『Dolls(ドールズ)』(02)などに主演、その後も数多くの作品に参加する。海外の監督とのタッグ作『サヨナライツカ』(10/イ・ジェハン監督)への出演を経て、ベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門上映作品『CUT』(11/アミール・ナデリ監督)では、高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞。2013年の映画出演作に『ストロベリーナイト』(佐藤祐一監督)、『メモリーズ・コーナー』(オドレイ・フーシェ監督)、『風立ちぬ』(宮崎駿監督)、『ハーメルン』(坪川拓史監督)がある。映画をはじめ、TVドラマ、CMと幅広い分野で活躍している。
【キム・ヒョジン プロフィール】
1984年、韓国生まれ。数々の人気ドラマに出演する一方、着実に映画のキャリアも積む。2003年の『千年湖』がスクリーンデビュー。翌年にはイ・ビョンホンとチェ・ジウ共演の話題作『誰にでも秘密がある』に出演を果たした。
【キム・ソンス プロフィール】
1971年、韓国生まれ。大学時代から優れた才能で、各種の短編映画祭で様々な賞を受賞。パク・チャヌク、ソン・ヘソン監督など、実力派監督の下で助監督をつとめる。2006年、『美しき野獣』で長編監督デビュー。男性美溢れる、感覚的な演出で高い評価を得る。
脚本・監督:キム・ソンス
出演:西島秀俊 キム・ヒョジン / 真木よう子 / 伊武雅刀
原作:司城志朗「ゲノムハザード」(小学館文庫) 音楽:川井憲次
提供:ハピネット 配給:アスミック・エース 2013/韓国=日本/カラー/120分
1月24日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか 全国ロードショ―