アルバム・ワールド・セールス1億枚超えを誇る世界最狂のラッパー、エミネムの3年ぶり8枚目のニュー・アルバム『ザ・マーシャル・マザーズLP 2』が遂に先週発売(デジタル配信/輸入盤)となり、 配信開始されるやいなや世界73ヶ国のiTunes総合アルバム・チャートで1位を獲得したことは記憶に新しいが、同作のCDアルバム・チャートも世界中で途轍もないことになっている。
全米アルバム・チャートでは、2位との売上枚数の差を10倍以上つけ、ぶっちぎり初登場1位を獲得。また、全英アルバム・チャートでも、2位との差を2倍つけ堂々1位を獲得するなど、その支持率の高さを世界に堂々と見せつけた。
エミネムのアルバムは、今作を含むこれまで8作中7枚が初登場全米1位を獲得。(唯一1位ではなく初登場及び最高位が2位だったのが、デビュー・アルバム『ザ・スリム・シェイディEP』。)また、『ザ・マーシャル・マザーズLP 2』(以降 『MMLP2』)は発売初週だけで79.2万枚を売り上げ、2013年、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20エクスペリエンス』に次いで2番目にアメリカで発売週に最も多く売れたアルバムとなった。
更に、ヒップホップ・モンスターことエミネムは、アルバム連続1位獲得数がザ・ビートルズ(8作品)に次いで史上2位(エミネムは7作品)となり、アルバム初登場連続1位獲得数に関しては史上1位(エミネムは7作品)と、自身の記録を更新した。
ちなみに、『MMLP2』の売上枚数は、今週の全米アルバム・チャートの2位~32位のアルバム売上枚数を足したものよりも上回る、物凄い数字だ。(今週、全米アルバム・チャートにランクインしたTOP 200作品の売上枚数の全 体の14%を『MMLP2』が占めた。)なお、エミネムの新譜の発売は旧譜にも多大なる影響を及ぼしており、エミネムがこれまで発表したアルバム8作品全てが、今週の全米アルバム・チャート200位以内にランクインした。
シングルの方はと言うと、全米シングル・チャートのTOP 20内に、「バザーク」を筆頭に『MMLP2』収録のエミネムの新曲4曲がチャート・イン。これは、1964年にビートルズが成し遂げて以来、49年ぶりの快挙ということで、世界中で大きな話題を呼んでいる。
国内盤『ザ・マーシャル・マザーズLP 2 -デラックス・エディション』(2CD)は、いよいよ来週20日に発売となる。
【リリース情報】
■エミネム『ザ・マーシャル・マザーズLP 2』
・国内盤(2CDのデラックス・エディション) 2013年11月20日発売
・輸入盤 発売中
・配信中(https://itunes.apple.com/jp/album/the-marshall-mathers-lp2/id731898953)