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11月28日の感謝祭から、米国はホリデーシーズンに突入。多くの人が家族や友人への贈り物を購入するこの季節に、初対面の人から夢のような贈り物をもらった女性がいる。

 

テキサス州ガルヴェストンに住むアドリアナ・エドワーズさんは、毎日11kmもの道のりを歩いて職場であるデニーズへ通っている。車の購入資金を貯めるために節約しているからだ。「払わなきゃいけない請求書がたくさんあるんです。やるべきことをやらなくちゃ」と地元テレビ局KTRKのインタビューで彼女は語る。

 

米国時間26日、デニーズに朝食をとりにやってきた年配の夫婦が、ひょんなことからエドワーズさんが往復22キロを5時間かけて通勤し、車を買うお金を貯めているということを知った。夫婦は店を出たその足で中古車販売店へ赴き、2011年型の日産セントラを購入。デニーズへ戻り、エドワーズさんにその車のキーをサプライズプレゼントしたのだ。

 

車に添えられた手紙には「感謝祭だって知ってるけど、メリークリスマス! いつか、この親切を他の誰かに返してあげてね」とあった。

 

「彼女は泣いて喜んでくれました。そんな感動した様子を見て私もとても幸せになりました」と、匿名の篤志家夫婦は語る。

 

「夢を見ているみたい。2時間ごとに、窓の外を見てそこにまだ車があるか確認してしまうんです。もし今後困っている人に会ったら、私にできることならきっとなんでもするでしょう」とエドワーズさん。通勤時間はこれまでの5時間から、30分に短縮されたという。

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