1998年、法廷で撮影されたメアリー・ケイ・ルトーノー(写真:ロイター/アフロ) 画像を見る

メアリー・ケイ・ルトーノーさんという元小学校教諭が58歳で亡くなったことを米国の複数のメディアが報じている。米国内ではある意味において、非常に有名な女性だった。ケイト・ブランシェット主演で彼女をモデルにした映画も製作されたが、その人生はどのようなものだったのだろうか。

 

ルトーノーは80年代に結婚し、二男二女を育てながら教員資格を取得。’96年、34歳のときに赴任先の小学校で12歳のヴィリ・フアラアウから好意を寄せられ、性的関係を持ってしまう。フアラアウとやり取りしていた手紙が夫に見つかったことがきっかけとなり児童レイプ罪で逮捕されたが、その時には既にヴィリの子どもを妊娠していた。約7年の刑を言い渡されるも、「フアラアウにもう二度と会わない」「生まれた女児の親権をフアラアウ側に渡す」ことを条件に減刑され、’98年に仮出所。

 

しかし、フアラアウと密会していたところを見つかり再収監。この時もフアラアウの子どもを宿しており、一時的に出所して出産後、’04年まで刑期を務めた。

 

’05年に出所すると、2人は結婚。21歳と43歳の新郎新婦だった。その後は家族4人で暮らし、たびたびメディアにも登場していたが、’17年にフアラアウが離婚を申請、昨年離婚が成立していた。

 

PEOPLEによると、ルトーノーは末期がんに冒されており、数カ月の闘病の後に静かに息を引き取ったという。

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