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米フロリダ州パームビーチのアミューズメント施設で、11歳の黒人少年を平手打ちし、差別的な暴言を投げかけた白人女性が22日に逮捕された。地元紙Palm Beach Postが報じている。

 

逮捕報告書によると、ゴーカートで遊んでいたヘイリー・ゼイガー容疑者(30)は、後ろから少年の乗ったゴーカートに全速力で追突されたと主張。ゼイガーはその際、フィールドの端に止まっており、少年がすぐに謝罪しなかったため頬を軽く叩いただけだと経緯を説明した。

 

しかし目撃者は、別のカートが少年にぶつかり、連鎖的にゼイガーに衝突しただけだと話しているという。警察が到着した時、少年は左頬が赤く腫れ上がっており、氷嚢で冷やすケアを受けたと同紙は伝えている。

 

ゼイガーは「あの(差別用語)の(差別用語)が後ろからぶつかってきたのよ!」と大声で怒鳴っていたと施設の従業員は証言。

 

ゼイガーは児童虐待で逮捕、起訴されたが、事件に人種差別的な要素も含まれていることから、罪状は第二級重罪に“格上げ”された。すでに保釈されているが、今後法廷で裁かれることになる。

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