スポンジ・ボブはNYの感謝祭パレードに登場するほどの国民的人気を誇る(写真:ロイター/アフロ) 画像を見る

「推し」への愛も、行き過ぎると家族に多大な迷惑をかけることに繋がってしまう。

 

米ニューヨークに住むノアくん(4)は、アニメ『スポンジ・ボブ』の大ファンだ。NewYork Postによると、お母さんのスマートフォンを操作したのか、ノアくんはAmazonで1ケース51.31ドル(約5,612円)のスポンジ・ボブのアイスキャンディーを勝手に購入してしまったという。

 

1ケースだけならば、ちょっとした痛手で済むかもしれないが、ノアくんはあろうことか51ケースも注文していた。金額の総計は2,618.85ドル(約28万円)。918個ものアイスキャンディが無慈悲にも家に届けられる事態となってしまった。

 

ノアくんの母親ジェニファー・ブライアントさんはAmazonに返品を打診したが、受け付けてもらえなかった。自分で払う覚悟を決めたものの、ブライアントさんは3人の子どもを育てながらニューヨーク大学で社会福祉学を学ぶ学生だ。報道によると、「学費のローンもあるし、家庭の出費もある。この代金をどうやって払えばいいのかわからない」と途方に暮れていたという。

 

そこで彼女の窮状を知ったブライアントさんの学友ケイティ・スカラスさんが、クラウドファンディングサービス「GoFundMe」でキャンディ代の寄付を呼びかけた。2,619ドルのゴールは24時間で達成し、現在までに5,570ドル(約61万円)が集まっている。

 

ブライアントさんのコメントとして、「皆さんの素晴らしいご支援に心から感謝します。余剰の寄付金は、自閉症の息子の教育や追加支援に充てたいと思います」と、GoFundMeのページに情報が加えられている。

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