米テネシー州ハンティンドンで、ファストフードチェーン「ウェンディーズ」の従業員が客に大火傷を負わせたと、WBBJなどが報じている。
WBBJによると、ウェンディーズのドライブスルーに立ち寄った男性客が、商品を受け取った後で料理が冷めていることに気づいた。彼は再びドライブスルーの列に並び、応対したシフトマネージャーと激しい口論を繰り広げたという。
防犯カメラの映像には、シフトマネージャーのデマラス・プリチェット(23)が一度キッチンに戻ってから、熱々の状態になっているポテト用の揚げ油を持ってきて、車の窓から油を客の体にかける様子が収められていた。
ハンティンドン警察署のウォルター・スマザーズ公共安全局長は、「この客は顔を守るために咄嗟に腕を上げたため、油は左脇の下から脇腹にかけて広がってしまった」と説明。
被害者の男性は病院に運ばれ治療を受けたが、II度からIII度の火傷を負い重傷だと、前出のWBBJは報じている。
プリチェットは加重暴行罪で起訴されたとWCCBは報じている。また、2、3カ月間にわたり被害者に嫌がらせをされていたと主張しているという。
被害者の母親は、「息子の容態はあまり良くありません。正義が果たされることを祈っています」とWCCBにコメントした。