ブラジルのリオデジャネイロで、妻が夫を焼き殺すという凄惨な事件が起こった。英Mirrorなどが報じている。
アンドレ・チャペタさん(50)は今月はじめ、全身の92%にも及ぶ大やけどを負い、4日後に亡くなった。その後、妻のアナ・マリア・パイシャオが夫にアルコールをかけてライターで火を着けたと自供したため逮捕された。ブラジルのニュースサイトG1によると、動機は嫉妬だったという。
室内を撮影していた防犯カメラには、パイシャオが画面左側に見切れている夫へ平然と近づき、手に持ったビンの中身を振りまく様子が捉えられていた。その直後に画面左側が明るくなり、火だるまとなった夫は室外へと走り去っている。
チャペタさんはそのまま戸外の通りへ出て倒れ込み、地元の病院に搬送された。重度の熱傷が原因で、彼は4日後に帰らぬ人となった。
当初、パイシャオは殺人未遂罪で起訴される予定だったが、カメラの映像からブラジルの法律で定められている「残酷な手法による殺人」に再分類され、量刑は格段に重くなる見込みだ。