オーストラリア・パースのミッドランド裁判所は19日、動物を虐待した罪でエイミー・リア・ジャッジ被告(26)に1年の実刑判決を下した。The Sydney Morning Heraldなどが報じている。
ジャッジ被告は昨年4月、ショッピングセンターの2階建て駐車場で交際相手のスコット・フロスト被告と口論する様子を防犯カメラに捉えられていた。映像には、ジャッジ被告が車内にいたフロスト被告を脅すように、飼い犬のプリンセス(10)を駐車場の塀の上に抱え上げて落とすような仕草を繰り返す様子が映っている。
最終的にプリンセスは塀の向こうへと投げ捨てられ、フロスト被告は車で、ジャッジ被告は徒歩で現場を去った。プリンセスは通りかかった買い物客に発見され近くの動物病院へ運ばれたが、回復が見込めないほどの重傷だったため安楽死させられたという。
ジャッジ被告は動物虐待の罪で起訴された。検察はジャッジ被告の犯行を「あまりにもひどく、無慈悲で残酷だ」と指摘。結果、ジャッジ被告は有罪となり12カ月の実刑判決を受けた。フロスト被告もまた、動物に危害が及ぶことを防がなかったとして2500豪ドル(約24万円)の罰金刑が言い渡された。
9Newsによるとジャッジ被告は今後10年間、動物を飼うことが禁じられるという。