結婚式を大々的に行う文化があることで知られるインドで、儀式の最中に悲劇が起こった。インドのニュースサイトWIONなどが報じている。
それは、インド北部ウッタル・プラデーシュ州で今週はじめに行われた結婚式でのことだった。花輪を交換する「ヴァルマーラ」と呼ばれる儀式の後、新郎が新婦にキスをしたところ、新婦の親族が激怒。新郎の親族に詰め寄って口論となった。
しだいに諍いはエスカレートし、新婦側の親族が棒を持ってステージに上がり、新郎側の親族に殴りかかったことで大乱闘に発展。警察が呼ばれる事態となってしまった。
両家の7人が拘束され、新婦の父親を含む6人が負傷して病院に運ばれた。ABP LIVEによると、乱闘に関係した6人は公共の平和を乱した罪に問われ起訴された。
新婦側は、「新郎が無理矢理キスをした」と主張し、新郎側は「新婦がキスをせがんだ」と反論しているという。
騒いでいるのはあくまでも乱闘を起こした親類縁者のみで、当の新郎新婦は結婚をやめるつもりはないようだ。地元メディアによれば、村の長老たちが両家の間に入り協議を行い、後日式を仕切り直すことが決まったという。