米コロラド州で発砲事件が起こったが、作り話のような奇跡が被害者の命を救っていたことがわかった。ABC NEWSなどが伝えている。
デンバーにほど近いコマースシティ警察によると、口論をしていた男性2人のうち一方が銃を取り出して発砲。銃弾は喉元へと飛んだが、被害者が着けていた銀のネックレスがこれを受け止め、軽症で済んだという。
警察は「彼は銃弾をかわした(dodged)……、いや、実際は銃弾を埋め込んだのです(lodgd)」と言葉遊びを交えながら、銃弾がめり込んだネックレスの写真を公開した。
「この幅およそ10mmの銀のチェーンは、昨日私たちが対応した銃撃事件で被害者が生きているただひとつの理由です。銀は軟らかい金属なので、これがもし純銀であったなら銃弾を止めることはできなかったでしょう。不純物の混ざったニセモノだからといってバカにする前に、よく考えてみたほうがよいかもしれません」(同警察)
発砲した男は身元は明かされていないが、殺人未遂罪で逮捕・起訴されたという。