多チャンネル化によって、日本でも韓流ドラマの新作が次々と放映中だけど、気になるのが俳優のギャランティ。そこで、今回は、最新版・韓流STARのギャランティランキングをご紹介! 韓流ドラマに出演した場合、1話あたりの出演料ベスト20を出してみた。なお、このランキングは、韓国の3つの放送局のデータをもとに、韓流コメンテーターの宋維重さんや関係者に聞いた2008年版の最新番付だ。1位のぺ・ヨンジュン(35)と2位のイ・ビョンホン(37)は1本5千万ウォン(約550万円)が最低線といわれ、群を抜いているという。「実際のところ、韓国ではギャランティは公表されていないんです。金額はあくまで、目安と考えてください。そして、外注制作か放送局制作かでも違ってきます。外注社制作ドラマの場合は、ギャラではなく、国内や海外へのドラマ販売の何%かを受け取る契約をしている場合も多くなっていますね」(宋さん)実は、ギャラ上位にランクされるには“3つの条件”があるのだという。それは―。・確実に韓国で30%以上の視聴率を取れる・アジアでドラマコンテンツが売れる・放送権やDVD権が取れる「これらの条件を満たす俳優は、当然、ランキング上位になります。特にヨンジュンさんは『太王四神記』を成功させましたし破格だと思いますね。ビョンホンさんも『オールイン』などの実績があり、トップだといっていいでしょう。今年は映画中心に活動するようですが、何年も出ていないドラマに復帰すれば注目度は抜群でしょう」(宋さん)この2人に続くのが、チャン・ドンゴン(35)、イ・ヨンエ(37)、Rain(25)の3千万ウォン(約330万円)以上クラス。「ただし、チャン・ドンゴンは、『もうドラマには出ない』ともっぱらの噂。もし、出るとなると話題性が高いので、これくらいにランクするでしょう」(韓国スポーツ紙記者)イ・ヨンエは、映画『親切なクムジャさん』以来、2年以上、作品の露出がない。待ち焦がれている人も多いだけに、登場すれば、このランクになるという。またRainは、ハリウッド映画『スピードレーサー』などへの出演で好評価をキープしている。ソン・スンホン(31)とクォン・サンウ(31)、ソ・ジソブ(30)たちも3千万ウォンが基準といわれている6位グループ。「3人とも日本での人気は相変わらず高く、韓国での視聴率がやや低迷してもギャラはあまり変わらないでしょう」(宋さん)同じく6位のパク・シニャン(39)は、昨年、『銭の戦争』に主演。最高視聴率37%を叩き出した。現在、同作は日本でもBS11で放送されているが、東京・シネマート六本木で劇場での上映も決定(2/17~28)。DVD-BOX1も2月22日に発売される。「パク・シニャンとカム・ウソン(37)は映画での実績もあり、韓国でも安定している存在。そのため、トップクラスのランクになりますね」(宋さん)最新作がテレビ東京で放送されている『エア・シティ』のチェ・ジウも6位グループだ。女優陣のランキング入りが少ない理由はこの後に続くのが、ソン・イルグク(36)、ウォンビン(30)、カム・ウソン、キム・レウォン(26)、ソン・へギョ(25)、チョン・ドヨン(35)、キム・ヘス(37)、アン・ジェウク(36)らの2千500万ウォン(約275万円)クラスだ。「ソン・イルグクはやはり『朱蒙』が大きく支持されていますね。また、ウォンビンもドラマ復帰が待たれる俳優なので、ランクは高いです。キム・レウォンは、もうすぐ韓国で『食客』が放送予定です。こちらも話題作です」(韓国のスポーツ紙記者)なお、女優陣がランキングに少ないのは、どうしても相手役俳優によって評価が変わってくるからだという。「ソン・へギョが上位にいるのは、ヒット作を持っていることや本人の魅力もありますが、組む男優に恵まれているという部分も大きい。若いだけに、これからまだまだ期待されるでしょう。また、ドラマの場合、大物女優を使うより、高いギャラを払わなくてもフレッシュな若い女優を起用するほうが話題になる、という制作側の理由もありますね」(宋さん)19位(2千万ウォン以上・約220万円)にランクしているのはカン・ドンウォン(27)。ここのところ映画づいている彼だが、ドラマ復帰が望まれている。日本にも多くのファンを持つだけに、韓国でドラマがヒットすれば、さらに上昇もありそう。そして、20位には、リュ・シウォン(35)、ヒョンビン(25)、チソン(30)、チャン・ヒョク(31)が。「このクラスの俳優全員が、アジアでのコンテンツが売れ、放送権やDVD権が見込めます。リュ・シウォンやヒョンビンは、日本での人気が絶大ですから、ギャラも当然、高くなります」(韓国スポーツ紙記者)また、これから伸びてきそうなのが、兵役から復帰してからの新ドラマを成功させているチソンとチャン・ヒョク。特に、チソンは、現在、韓国で放送中の医療ドラマ『ニューハート』が30%を超える好調ぶりを見せている。チソンはこれまで、来日などの表立った活動をしていなかっただけに、今後、次の韓流スターを担う存在になると予想され、ギャランティの面でも急上昇しそう。また、チャン・ヒョクは、復帰作のヒューマン系のドラマ『ありがとうございます』が韓国でヒット。すでに日本でも放送されている。これからさらに話題になるひとりだ。「ただし、韓流ドラマは“俳優のギャラで制作費の半分が消える”ともいわれ、制作現場では、高額化に批判的な声もあります。しかし、現実にSTAR俳優の名前で各国に権利が売れていることも確かです。今後も、STARの人気に基づいた作品が作られる傾向は続きそうです」(韓国テレビ局関係者) このTOP20俳優たちの夢の共演、一度は見てみたい~。