韓国版『花より男子〜Boys Over Flowers』(KBS)のF4、K-POP界に目を向ければ、BIGBANGの日本デビューなどに代表されるように、昨年は新人STARが続々と誕生した年だった。
そこで今回の「韓ナビ!」では韓国芸能通2人を“審判”役に招き、今年、日本でブレイク必至のプリンス10人を、大相撲風の番付でご紹介!
2人の意見が一致した文句なしの横綱はイ・スンギ(22)。
「もともと高校生のときに歌手として芸能界デビューしたスンギさんは、バラエティ番組にも出演する、お茶の間の人気者なんです」(芸能コメンテーターのパク・ヨンムン氏)
そんな彼は、昨年度のドラマの最高視聴率ランキングでベスト1(45・2%)に輝いた『華麗なる遺産』(’09年SBS)で、ドラマ・デビューし、一躍、俳優として名を上げた。
「経済的援助を断たれた御曹司の人間的な成長の過程をうまく演じた結果ですね」(『ソウル新聞NTN』のパク・チャンミ編集長)
年末のSBS演技大賞では、特別企画部門男優演技賞など3冠王に輝いた。
大関には昨年、視聴率40%を超えたドラマ『善徳女王』(’09年MBC)に出演したキム・ナムギル(28)とユ・スンホ(16)の2人の名前が。
「ナムギルのデビュー作はドラマ『学校』(’98年KBS)。当時はイ・ハンという芸名だったんですよ」(パク編集長)
その後の出演作といえば、『がんばれ!クムスン』(’05年MBC)で主人公の亡き夫役など“チョイ役”ばかり。
「そんな不遇の時代に追い打ちをかけるように、交通事故に遭い、6カ月の休養を余儀なくされました。ところが、事故後、今の名前に改名したとたんに、映画を中心に、じわじわと頭角を現しはじめたのです」(ヨンムン氏)
そんな彼が『善徳女王』に出演。愚かともいえるほどの愛で最後まで女王を思慕するビダム役で女性ファンを虜に。
「3月には映画『暴風前夜』の封切り予定ですが、年内に兵役入隊という噂もあります」(パク編集長)
遅咲きのナムギルに対して、スンホは『太王四神記』でヨン様(37)演じるタムドクの幼少時代の役など、言わずと知れた天才子役。
「漫画『ドラゴン桜』を原作としたドラマ『勉強の神』(MBC)が、1月4日に放映がはじまり、主人公に抜擢されました。
目元が似ていることから、“リトル”ソ・ジソブ(32)と呼ばれる彼も、“次世代のフンナム(癒し系男子)”との呼び声が高いです」(ヨンムン氏)
関脇には、『エデンの東』(’08年MBC)のパク・ヘジン(26)が選ばれた。
「『噂のチル姫』(’06年KBS)でデビューしたヘジンさんは、“年下の男子ブーム”を巻き起こし、なんと2作目『空くらい地くらい』(’07年KBS)で主役を射止めるという快挙を成し遂げました」(パク編集長)
小結には3人。まずは6歳で子供服モデルとしてデビューしたチャン・グンソク(22)。
「以来、『女人天下』(’01年SBS)など、子役としてのキャリアを積んだ彼は、ラジオDJや歌番組の司会もこなすなど多彩な才能を発揮しています」(パク編集長)
30代の“苦労人”STAR2人にも注目
現在、漢陽大学に在学中ながら、『ベートーベン・ウイルス』(’08年MBC)、『美男ですね』(’09年SBS)などに出演する人気役者に成長。
「日本に関心が深く、日本語の勉強も続けていることから、ある意味、日本でのブレイクに最も近い俳優といえるでしょう」(ヨンムン氏)
2人目はFTISLANDのメンバーとして’07年に歌手デビューしたイ・ホンギ(19)。『美男ですね』で、天真爛漫な役が視聴者から好評で、俳優としての評判も上々。
「実は最初は彼が『勉強の神』の主役の候補に挙がっていたんです。でも、FTISLANDの仕事が重なり、出演を断念したんです。今後は歌手と俳優の両立が、キーポイントでしょう」(ヨンムン氏)
小結3人目のイ・ヨンウ(28)は、リュ・シウォン(37)主演のドラマ『スタイル』(’09年SBS)が契機に。
「舞踊学科卒で現代舞踊団の団員でもあるヨンウさんは華麗な所作も魅力。20代が憧れる俳優です」(ヨンムン氏)
前頭にも3人がランクイン。
まずはユン・サンヒョン(36)。当初、歌手志望の彼は、長い下積みを経て、ソニーのPSPの広告モデル出演という、絶好のチャンスを?んだ。
「甘いマスクから“韓国の木村拓哉”と評されていましたが、ドラマ・デビューは32歳のときの『百万長者と結婚する方法』(’05年SBS)という超遅咲き。『内助の女王』(’09年SBS)での存在感ある演技に代表されるように、人生経験が芸の肥やしになっているのかもしれませんね」(パク編集長)
パク・シフ(31)も苦労人の一人。デビューから10年、数々のドラマで経験を積み、ついに『家門の栄光』(’08年SBS)で、SBS演技大賞の特別企画部門で男優演技賞を受賞した。
「20代の俳優には見られない、個性的な彼のキャラは、ドラマ作家も目をつけ、シフさんをイメージした書き下ろしの台本が、事務所に届くほどです」(ヨンムン氏)
チョン・ギョンホ(26)は、ジソブの『ごめん、愛してる』(’04年KBS)でデビュー。
「父親は韓国で有名なプロデューサーなんです。先入観を持たれることが重荷だったようですが、今は意識しなくなった、と言えるほど大きな成長を見せています。
チャン・ドンゴン(37)の後釜として、ビール『MAX』のCMにも出演中です」(ヨンムン氏)
今回紹介の10人から日本でもブレイクする2010年新星STARが誕生するかも!
ヨン様 HOT通信 日韓にあった「ワインの壁」・・・ドラマ『神の雫』制作〝白紙〟のナゼ!?
《ペ・ヨンジュン(37)を主人公として制作が予定されていたドラマ『神の雫』制作が“白紙”となった》
1月5日、韓国紙各紙が相次いでそう報じた。
ドラマでは、漫画『神の雫』と同様に、数々の有名ワインの銘柄を紹介して、“深み”ある作品作りを予定していた。
「ところが、各ワインを実名紹介することが、韓国の間接広告規制に相反するということで、白紙になったようです」(韓国紙記者)
現地報道によると、ヨン様側は、’08年に原作漫画『神の雫』の版元から購入した版権を返納したという。
「もう一つの作品『ドリーム・ハイ』に注目が集まりそうですが、ヨンジュンさんの事務所は『次回作は2011年』と韓国メディアに答えていました」(前出の記者)
5日のソウルは記録的な大雪に見舞われていた。家族の悲しみも雪のように降り積もった新春、次回作の朗報で早く溶ける日を待ちたい。