Rising Star ユン・シユン　『製パン王キム・タック』のヒーロー

10年の韓国一のヒット作は、07年に『朱蒙（チュモン）』から３年ぶりに視聴率50％という驚異的な記録を打ち立てた『製パン王キム・タック』 だ。当時の裏番組のタイトルロールをこなしたソ・ジソブ、キム・ヒョンジュン、キム・ナムジン、イ・スンギなどのそうそうたる面々と比べ、このドラマのタイトルロールはほかでもない新人俳優ユン・シユン。『明日に向かってハイキック』で顔を見たことがある、という程度の知名度だった彼は、放送前に多くの人から寄せられた不安の声を尻目に、パルボン製パンのタックが教えてくれた“肯定する力”でタックとともに大きく飛翔した。しかし、これで彼の活躍が終わったわけではない。俳優ユン・シユンの真価はここからが始まりだ。

YOON SI YOON 尹施允

1986年９年26日生まれ。本名はユン・ドング。全羅南道順天市にて誕生。09年ＭＢＣ『明日に向かってハイキック』でデビューし名前を知られるようになる。10年、50％という驚異的な視聴率を記録したＫＢＳ『製パン王キム・タック』の主人公を演じ、同年ＫＢＳ演技大賞優秀演技賞とコリアドラマフェスティバル男性新人賞を同時受賞。映画では『コ死 2番目の話 : 教育実習』、11年公開を控えている『１００％』などがある。