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7月に、ソウルで『SUPER SHOW6』のアンコール公演を控えるSuper Junior。5月4日にメインボーカルのイェソンが除隊し、グループとしての新曲発表に期待が高まる彼らの所属事務所は、東方神起、少女時代が在籍する韓国最大手の芸能事務所・S.M.エンターテインメント。“正統派”のイメージが強いが、Super Juniorの立ち位置は、“面白いお兄さんたち”。アイドルらしからぬパフォーマンスで幅広く人気を集めている。

 

その中でも特に目立つメンバーがヒチョル(31)だ。映画『アナ雪』が好きすぎてアナのコスプレをしたり、好きな女性のタイプについて「顔は関係ない。僕より綺麗な人はいないから」と発言するなど、破天荒な言動にスポットが集まりやすい彼だが、実は人情深い性格だという。

 

「入隊直前の’11年、海外公演のために仁川空港に現れた彼は、ディズニープリンセスが大きくプリントされた子供用のリュックサックを背負っていました。当時は、『アニメオタクで女装もするヒチョルだから』と、面白おかしく話題にされていたのですが、実は、それは彼のファンが孤児院に寄付したものだったそうです。寄付したことを伝える意味で、そのうちのひとつをファンはヒチョルに送ったのでしょうが、まさか身につけてくれるとは夢にも思わなかったでしょうね」(韓国音楽関係者)

 

韓国では、ファンが自主的に、応援する芸能人の名義で寄付をする習慣がある。ヒチョルの親友であり、日本でドーム公演を何度も成功させている東方神起のユンホ(29)が2月に誕生日を迎えた際には、ファンクラブが難病の子供を救うために260万ウォンを寄付している。

 

「韓国では、ファンの品行は、その芸能人の評価に直結します。応援し、応援され、お互いに支え合っているという意識が強いのです。そうしたなかでのヒチョルの行動は、おちゃらけていると思われていた彼のイメージを覆しました。ファンを思う気持ちは、孤児院の子供たちのことも勇気づけたことでしょう」(前出・韓国芸能関係者)

 

新曲リリースが待ち望まれているSuper Junior。デビュー10年目の現在も、彼らが支持されている理由は、こうした内面の魅力にあるのだろう。

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