”男の中の男”MR.MR白熱ライブ MISIA熱唱カバーの場面も

「MR.MRとしての活動のなかで、良いことも、困難なこともあって。途中で夢を諦めそうになったこともありましたが、みなさんの応援のおかげで今、このステージにいられることを感謝します」。韓国ボーイズグループMR.MR(ミスター・ミスター)が22日、都内ライブハウスにて、『ワンマンライブ2016　ROCK this WØRLD』を開催。8月30日にリリースしたセカンドシングル『ROCK this WØRLD』やカップリングの『夢の途中』など全16曲（アンコールを含む）を披露した。

メンバー全員180cm以上の長身を誇るMR.MR。黒いレザーのロングコートでステージに登場すると、『Waiting for you』、『ROCK this WØRLD』などのダンスナンバーで会場を一気に盛り上げる。「今日のライブは、僕たちのとって大事な舞台です。全力で走るので一緒に行きましょう！」とラブコール。サンヒョン、ジェミンの弟たちによるスペシャルステージでは、いきものがかりの『YELL』を熱唱。2人の美しいハーモニーが観客を魅了した。

「いいねえ。末っ子たちが頑張って、すごくいい曲でした」とチャンジェの褒め言葉をよそに、ジェミンは「2人で目を合わせて歌うところが、正直、気持ち悪くて」と明かす。笑いで包まれる会場。「キモい」合戦を始める弟たちをなだめるように、チャンジェはこう続けた。「（2人が加入して）1年半経ちましたが、成長してカッコよくなりました。サンヒョンは日本語も上達して」と。続くバラードパートでは、全員ボーカルという抜群の歌唱力を発揮。『She is so beautiful』をしっとりと歌い上げる。

今年2月にメジャーデビューをはたしたMR.MR。ファーストシングル『Just 1 Light』のリリースイベントに始まり、沖縄の国際映画祭、広島のフラワーフェスティバル、と日本各地を回ったという。そのため、ジェミンの名古屋の手羽先を皮切りにいつしかご当地グルメトークへと突入。ドヨンは岩手のさんまと札幌のスープカレー、チャンジェは福岡のもつ鍋、テイは大阪のたこ屋き、サンヒョンは秩父で食べたステーキを挙げた。

『It’s you』は観客とともにペンライトを振りながら、サビの部分を合唱。ファンと一体になったところでメインボーカルのテイのソロステージへ。MISIAの『逢いたくていま』を情感たっぷりに歌い上げる。「MISIAが好きだから」と自ら選んだ曲。その抜群の歌唱力を前に静まり返る会場は、テイが歌い終えると、大きな歓声と拍手が沸き起こった。

ライブの後半は、『Who’s that girl』、『Big Man』などのダンスナンバーで一気に走り抜ける。「2月のメジャーデビューから今日まで早かったですが、まだまだみなさんと一緒にたくさんの思い出を作りたいです」とチャンジェ。ここで、3rdシングルが11月30日にリリースされることが発表される。発売前日に誕生日を迎えるチャンジェとジェミン。「たぶん人生のなかで一番思い出の残る誕生日になると思う」と喜びもひとしお。

アンコールで再び登場した5人は、クールなジャケット姿でバラード曲『夢の途中』やオリコンデイリー1位を獲得した『Just 1 Light』を披露。「今、このステージにいることを感謝しています。まだまだみなさんの力が必要です。これからもお願いします」とファンへの感謝の言葉でライブを締めくくった。

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