BIGBANGが24日、東京ドームで『BIGBANG WORLD TOUR 2015~2016[MADE]IN JAPAN』の最終公演を迎えた。
同公演は、昨年11月12日に同じく東京ドームからスタートしたツアーのアンコール公演にあたる。ファンの間ではおなじみとなったドームツアーだが、3年連続で行うのは海外アーティスト史上初となり、さらに、今回は全4都市18公演で91万1、000人を動員。これは海外アーティスト史上最多人数だ。
「久しぶり! 盛り上がっていくぞ!」(G-DRAGON)、「最後まで楽しんで!」(T.O.P)と最新曲『BANG BANG BANG』でのっけからアクセル全開のパフォーマンスを魅せつける。名曲『Haru Haru』では、「みんなで歌いましょう!」(V.I)と、ファンと一緒にサビ部分を合唱。5万人規模が生み出す一体感はBIGBANGのライブの醍醐味だ。
また、最新アルバム『MADE SERIES』に収録されている『LOSER』、『IF YOU』の日本語バージョンがはじめて唱歌され、会場のボルテージは最高潮に。
MCでは「5万人とBIGBANGがひとつになれるように、斎藤さんが教えてくれたギャグをやろうよ!」とV.Iが暴走(?)をはじめ、ファンの歓声はすべてお笑い芸人・トレンディエンジェルのギャグである「ぺっ!」で統一されることに。何度か「ぺっ!」のコール&レスポンスが行われたあと、D-LITEが「V.Iさんのオリジナルギャグを作ろうよ」と提案。V.Iは歌手・絢香の歌マネをしようとするも、『三日月』を“みずかき”と素で言い間違えてしまい、「これでスベったらTwitterの検索で1位になっちゃうよ!」と焦りつつ、それを期待しているようだった。
今年はBIGBANGにとって大きな意味がある。‘06年の韓国デビューから10周年になり、マイクを握るメンバーにも熱い気持ちがこみ上げる。
「時間が経つのは本当に早いですね。僕たちがステージに立ってもう10年になったとは信じられません。時間が経つほど、みなさんの愛情が大きいのだと感じます。今日のステージもみなさんの愛情に応えるために最善を尽くします」(SOL)
「今回は91万人でしょ?本当に、ひとりずつに手紙を書いて渡したいくらい感謝しています。いつもありがとうございます。ふつうの5人の男が幸せな人生を生きていくことになったのも、みなさんのおかげです。今までいただいた愛、幸せをこれからは僕が返していきたいです。みなさんのこれからの幸せ、任せてください!!」(D-LITE)
「デビューしてからもう10年が経ちました。今までついてきてくれてありがとうございます。私が歩んできた人生のかたわらには、いつもみなさんの笑顔がありました。個人的に、あとどれくらいみなさんと一緒にいられるのかは正直、私も分かりませんが、5年、10年、20年が経って、人生を振り返ったとき、私の記憶の中では、みなさんの笑顔がどんなアートよりも美しく、大きく、永遠に輝くでしょう。これからもっと素敵な思い出を一緒に作っていきたいです」(T.O.P)
「最終日は悲しいけど、うれしいような、不思議な気持ちになります。みなさんが愛をくださるからドームツアーができると思いますし、一日一日感謝しながら生きています。どれくらいの時間を一緒に過ごせるかは分からないですが、時間が許す限り、長い間一緒に過ごしたいです」(G-DRAGON)
「日本でデビューして7年ほどになります。ドームツアーをはじめてからは3、4年目になりました。この夢のステージで歌えていることが信じられなくて、まだ夢のなかにいるようです。これからもBIGBANG5人、全員そろって日本で頑張っていきますのでこれからもBIGBANGのことをよろしくお願いいたします!」(V.I)
噛みしめるように、感謝の思いを語る5人。最後は「電車の時間があるからさっそく歌いましょう! 全国のみなさんが僕らの熱を感じられるように!」(V.I)とダブルアンコール2曲を唱歌し、完全燃焼。3時間にわたる熱い公演は大成功裏に幕を下ろした。
BIGBANGは4月から2年ぶりとなるファンクラブイベントツアーを予定している。