「『Netflix』のドラマランキングで、今年主演した『梨泰院クラス』に続き、『キム秘書はいったい、なぜ?』(’18年)も1位を獲得。インスタフォロワー数は1,587万人と彼の勢いはとどまるところを知りません」(韓国紙記者)
もはや“国際派スター”となったパク・ソジュン(31)。今年で芸歴10年目だが、多くの韓流ドラマの字幕を手がける翻訳家の金光英実さんは、「韓国の街中で彼の名前を耳にするようになったのは2年前から」と語る。
「『キム秘書~』放送翌日、ランチに食堂に行くと、韓国のOLたちが『ソジュン、カッコいい』と話していました“ラブコメの神”と呼ばれる人気俳優になりましたね。視聴者は彼の汚れのない、清いところ、キリッとしたところが好きなんだと思います。そこに彼の内面が表れているから。
ソウル芸術大学在学中に兵役を終わらせたことも“きちんとした人”というイメージにつながっている。彼本人が『親しい仲の人にほど礼儀を守る』と言っているように節度のある態度は好感度大です」
韓国芸能プロダクション関係者もこう語る。
「業界内の評価も高いです。恩義を忘れない彼の忠誠心は、彼の行動にもよく表れています。デビュー当初、彼はぺ・ヨンジュンさん率いる芸能事務所キーイーストに所属していました。彼を発掘した“恩人”マネージャーが2年前に独立して事務所を立ち上げたとき、彼も一緒についていったのです。その事務所社長こそ、ヨンジュンさんの全盛期を支えた“BOFのヤン室長”なんです」
ヨン様ファンにとって“ヤン室長”は懐かしい響きだろう。
「“ヤン室長”の育成の秘訣は、“芸能人とマネージャー”ではなく、“兄と弟”といった家族のような関係を築くこと。これはヨンジュンさん直伝だといいます」(前出・韓国芸能プロダクション関係者)
デビュー前のソジュンがヨン様と初めて会ったとき、ヨン様は彼の才能をいち早く見抜いたという。
「初対面で、ヨンジュンさんから『俳優の雰囲気がするね』と告げられた彼は感激で心臓が張り裂けそうだったとか。以来、定期的にヨンジュンさんは彼に演技のアドバイスをしていたといいます。ヨンジュンさんは’11年のドラマ『ドリームハイ』を最後に俳優を休業しています。そして翌年に制作された『ドリームハイ2』で、24歳のソジュンさんをドラマデビューさせています。“俳優のバトン”は彼に託したのでしょう」(韓国テレビ局関係者)
ヨン様から“後継”指名を受けたソジュン自身も、ヨン様の考え方を継承している。
「いまもソジュンさんはヤン社長の子供たちの誕生日も一緒に祝うなど、“家族同然”のつきあいをしています」(前出・韓国紙記者)
ヨン様の“家族精神”はソジュンに確実に受け継がれていた――。
「女性自身」2020年11月10日号 掲載