「彼女は今回、ソウル・カンナムにある地下2階、地上6階建てのビルを160億ウォン(約14億9千万円)で購入しました。彼女の単独名義で、44億ウォン(約4億1千万円)が現金、116億ウォン(約10億8千万円)がローン。先月末にすべて支払いを済ませたそうです」(韓国紙記者)
ドラマ『愛の不時着』で世界的に話題のソン・イェジン(38)。実は彼女、韓国では名女優としてだけでなく、“投資の女王”としても知られているという。
「築22年のこのビルは、土地面積約430平方メートル、延べ面積で約1千600平方メートルもあり、化粧品ショップや美容整形外科が入っています。人気エリアのため、賃料は月4千500万ウォン(約420万円)の収益が見込めるでしょう」(韓国不動産関係者)
彼女は5年前にも別の物件を購入していた。
「若者に人気のソギョドンにある2つの土地、あわせておよそ500平方メートルを計93億5千ウォン(約8億7千万円)で購入したんです。相場より安い物件でしたが、理由は新築する際に、両隣の別物件と同時着工を求められる“地区単位”規制がある場所だったため。
しかし彼女の購入後、しばらくして規制が解除。3年後に135億ウォンで売却して約41億ウォン(約3億8千万円)もの利益を得たのです。彼女の“先見の明”は不動産投資家の間で話題になりました」(前出・韓国不動産関係者)
彼女の投資術は不動産だけではない、と韓国芸能関係者は話す。
「4年前には自身が主演した映画『徳恵翁主』にも、製作費10億ウォン(約9千300万円)を個人投資しています」
彼女は当時、その心境を韓国紙のインタビューでこう語っている。
《気軽にでは決してない。ぶるぶる震えながら…。それで(完成した)血のにじむような映画を見て、泣いてしまった》
前出の韓国芸能関係者は言う。
「彼女が投資した最大の理由は金もうけではなく“自分が手を貸してでも、さらに完成度の高い映画を作りたかった”からだそうです」
イェジンが自らの人生の「ターニングポイントになった」と断言するのが、’05年に出演したドラマ『ナンパの定石』だったという。
「このとき、演じたのが投資マネージャー役でした。演じるうえで実際に投資のイロハを教わり、興味を持ったのでしょう」(前出・韓国紙記者)
韓国テレビ局関係者によれば、彼女の投資は基本的に“将来の女優人生を豊かにするため”だろうと見ている。
「韓国では40歳以上の女優でドラマや映画の主役として第一線に立ち続けるのはイ・ヨンエさんなど、ごくごく少数。今後の出演作を厳選するためにも、ある程度の蓄えは必要という判断でしょう」
この先を見据えて“愛の不動産”沼にハマっているようだ――。
「女性自身」2020年11月10日号 掲載