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「雅子さまは、この9月だけで1カ月間に3回もの地方ご公務に臨まれました。ほんの2年前には、ご体調が安定せずに出発直前に予定をキャンセルされることもありましたから、皇后となられてからのご活躍ぶりに感激してしまいます」

 

そう語るのは皇室担当記者。雅子さまはご好調のまま10月22日の「即位の礼」を迎えられるはずだと、宮内庁関係者の表情も明るい。

 

「令和の皇后陛下として、5月からの雅子さまのご活躍は本当に素晴らしいものがあります。美智子さまも安心されて、即位礼正殿の儀や祝賀御列の儀(パレード)をテレビでご覧になるのを今から楽しみにされていると思います」

 

とはいえ、美智子さまは9月8日に乳がんの摘出手術をお受けになったばかりだ。

 

「術後の詳細な病理診断の結果、再発リスクは非常に低いと発表されました。放射線療法は行なわず、今後は再発予防としてのホルモン療法のみ受けられる予定です。女性ホルモンを抑える薬を1日1回服用されます」(前出・宮内庁関係者)

 

経過は良好なようだが、乳がん手術の前には白内障の手術を受けられ、心臓の不調も発見された。今月には85歳の誕生日をお迎になる。ご高齢でもあるため安静になさったほうがよろしいはず。しかし、最近の上皇ご夫妻の生活を知る関係者は明かす。

 

「美智子さまはご退院後すぐから朝早く起きられて、夜も遅くまでお荷物の整理をされています。あまりに一生懸命やられているので、側近が『ご無理はなさらずに』と申し上げても、『そうはいかないのよ』と手をお休めにはならないのです」

 

上皇ご夫妻が現在お住まいとなっている吹上仙洞御所から、高輪皇族邸(仙洞仮御所)へのお引っ越しは、当初は今年の夏ごろの予定だったが、すでに2カ月ほど遅れている。

 

上皇ご夫妻のお引っ越しが完了しなければ皇居・御所の改装工事に着手できない。つまり赤坂御所(旧東宮御所)にお住まいの天皇ご一家が皇居にお引っ越しになれないのだ。

 

上皇ご夫妻は在位中から「退位後は皇太子ご夫妻(当時)にできるだけ早く御所に住んでほしい」という意向を示されていた。

 

「美智子さまは、皇居は天皇陛下がお住まいになるところとの思いを強くお持ちです。両陛下に少しでも早く御所を譲りたいとのお気持ちから、無理をされているのでしょう」(前出・上皇ご夫妻の関係者)

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