皇嗣として儀式に臨まれた秋篠宮さまのご表情は終始険しかった。(写真:内閣府) 画像を見る

「即位礼正殿の儀」が執り行われた10月22日は、朝から降りしきる激しい雨に悩まされた。しかし、即位礼正殿の儀が始まる直前に雨がやみ、東京の空に虹がかかったのだ。

 

「26年前、両陛下のご成婚パレードも朝から小雨模様でした。そのため、オープンカーの使用は困難と見られていたのです。しかし、出発の10分ほど前に雨がやみ、無事にオープンカーでのパレードとなりました」(皇室ジャーナリスト)

 

26年前のパレード以上にドラマチックな、お二人の門出を祝福するかのような虹となった。

 

即位礼正殿の儀に臨まれた皇族方が受ける重圧は察するに余りあるが、それ以上に緊張していたのは宮内庁職員だったという。

 

「高御座の陛下にお言葉の原稿を渡す役目を担った侍従長は、儀式に関する職務の責任者である式部官長も務めたベテラン。しかし、この日は原稿を持つ手元が小刻みに震えていました」(前出・皇室担当記者)

 

宮内庁の幹部職員でも平常心ではいられないほど、宮殿「松の間」の空気はピンと張りつめていた。

 

「秋篠宮ご一家の松の間への出入りを先導する役目だった皇嗣職の宮務官長は、室内での動線を間違えてしまいました。それに気づかれた秋篠宮さまは一瞬、にらみつけるような形相を見せられたのです」

 

皇嗣となられた秋篠宮さまの責任感ゆえのことだろうか――。

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