さらに、何度も大相撲を観戦されてきたお二人は、新型コロナに感染した力士の勝武士さんが28歳の若さで亡くなったことに、非常に心を痛められているという。
また、前出の宮内庁関係者は、仙洞仮御所での上皇ご夫妻の暮らしぶりをこう明かす。
「敷地内のお庭を散歩される以外、まったく外出はされず、部屋の中で過ごされています。御所内でも、どうしても連絡が必要な上皇職の職員以外とはお会いにならないそうです。もっとも感染リスクが高い“人との接触”を避ける努力を、ご自分たちが身をもって体現されているのです。皇居にお住まいのときはご多忙で外出も多く、ご友人を御所に招かれることも多かったのですが、今はそれもまったくありません」
上皇ご夫妻を長く取材してきた皇室ジャーナリストは、そのご姿勢に感銘を受けているという。
「上皇陛下と美智子さまは、ご自身のお立場に強い自覚を持って、徹底して“やるべきこと”をなさっているのです。新型コロナに関するテレビのニュースを見たり、新聞や書物を読んだりして、勉強をされています。一方で、緊急事態のもとで趣味はお控えになっていると聞きます。上皇陛下はハゼの研究もお休みされ、美智子さまは大好きなピアノに触れることもほとんどないそうです」
「女性自身」2020年6月2日号 掲載
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