そんななか宮内庁職員たちは、ご高齢の上皇ご夫妻が新型コロナウイルスに感染することのないように、日ごろの生活にも細心の注意を払っているという。

 

折を見て美智子さまと電話で話をするご友人で、美智子さまの著書も編集した元編集者の末盛千枝子さんは、以前から美智子さまの健康状態を心配していたと明かす。

 

「御代替わり以降、いろいろと気にされていた時期がありました。電話では弱々しいお声で、あれこれ考えておられるご様子でした。そうした上皇后さまの言葉を、心配な思いでお聞きしたこともありました。どれほど、つらく思われていたでしょうか」

 

雅子さまに皇后のお役目を引き継がれ、表舞台を退かれたのち、美智子さまはそういった“懊悩”をご友人に明かされていたのだ。そして末盛さんは、2週間ほど前にも、美智子さまと電話でお話ししたという。

 

「昨年の御代替わり前の忙しさでお痩せになり、手術やご体調の不良、さらにお引っ越しのお疲れもあり、上皇后さまはこのところお声も弱々しく元気がないようでした。私もずっと心配していたのですが、前回お話ししたときには、お声に元気が戻ってこられたような気がして、とてもホッといたしました」

 

今年の6月23日は、太平洋戦争末期の沖縄戦終結から75年。上皇陛下と美智子さまは仙洞仮御所で静かに黙?を捧げられた。美智子さまは現在、新型コロナウイルスの情報にも強く関心を寄せられているという。

 

「やはり国民の健康と生活をとても心配されているのだと思います。新型コロナに関するニュースは、注意深くご覧になっています。疑問があったり、詳しくお知りになりたいときは、侍従らに質問されているようです」(前出・宮内庁関係者)

 

「女性自身」2020年7月14日号 掲載

【関連画像】

関連カテゴリー:
関連タグ: