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雅子さまは12月9日、57歳の誕生日を迎えられ、宮内庁を通じて文書でご感想を公表された。

 

文書のなかで雅子さまは《思いも寄らず世界中が新型コロナウイルス感染症の大きな災厄に見舞われることとなり、大変に心の痛む年でした》と、コロナ禍の国民生活を案じられた。

 

皇室の活動も大きな制約のかかる1年だったが、即位関連儀式を締めくくった秋篠宮さまの「立皇嗣の礼」についても触れられている。

 

《先月には、当初の計画より規模を縮小してではありましたが、立皇嗣の礼が執り行われました。これにより、昨年のお代替わりに伴う主な儀式や行事が無事に終了したことを安堵しております》

 

ただ、秋篠宮家についての言及はこの箇所のみ。先月、眞子さまの「お気持ち」文書が公表され、秋篠宮さまが”結婚容認”を表明されたが、眞子さまと小室圭さんのご結婚についての言及はなかった。

 

雅子さま 眞子さまご結婚に言及なし…3年前「喜ばしい」と祝福も
画像を見る (写真提供:宮内庁)

 

婚約内定会見から3カ月後というタイミングだった3年前の誕生日では、雅子さまは次のように眞子さまを祝福されていた。

 

《9月には、秋篠宮家の眞子内親王殿下のご婚約が内定し、喜ばしく思っております。私が皇室に入りました時には、東宮仮御所の隣にお住まいの、まだ1歳半余りの活発なかわいらしい女の子でいらっしゃった眞子様が、すっかり立派に成長された姿を感慨深く思います。日頃から、愛子にも優しく、また、楽しく接していただき、私たちにとっても、いつも楽しい時間をご一緒してきた眞子様には、心からのお幸せをお祈りしております》

 

しかし、このお言葉が発表されたわずか3日後、『週刊女性』が小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルを報道。翌年2月に眞子さまと小室さんの結婚延期が決定されたのだった。

 

雅子さまはそれ以来、眞子さまの結婚には触れられていない。一方、眞子さまは「お気持ち」文書のなかで、次のように綴られていた。

 

《この度、私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております》

 

「結婚延期の原因となった金銭トラブルについて小室さんから十分な説明がないなど、課題は残されたままです。眞子さまのお気持ちを”尊重”されているといっても、この状況で雅子さまがお二人の結婚についてコメントされるのは難しいでしょう」(皇室担当記者)

 

雅子さまが眞子さまに、もう一度心からの祝福の言葉を贈ることができる日は来るのだろうか――。

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