■結婚と同時に起きる「変化」が多すぎる
結婚という人生のイベントは一見するとめでたいですが、心理的な側面からみると「変化」というストレスがかかるできごとでもあります。
今回の結婚を見てみると実は結婚以外にも、様々なライフイベントによるストレスが同時に起きようとしています。
・結婚
・海外転居
・就職
・それに伴う生活面・金銭面の大きな変化
1つ1つのできごとはすべて「変化」というストレスとなり、喜びと同じくらい大きな負荷をかけていきます。
結婚前に不安な気持ちになることを「マリッジブルー」と言いますが、これはまさに結婚にともなう環境変化のストレスが心に影を落としているから起きるもの。
結婚と同時に夫の勤務地へと引っ越すケースはままありますが、今回の場合はそれに就職や海外生活といった“オマケ”がつきます。生活水準を落とさないような配慮がなされるとはいえ、就職と同時に海外移住することでスタートからストレスのかかる新婚生活が予想されるのです。
■「実母との近すぎる関係」はトラブルになる危険性も
今回の結婚の反対の声に大きく関係しているのが、小室さんの母・佳代さんの存在です。
佳代さんに囁かれる噂の真偽について、ここでは言及しません。ただ各社報道によると佳代さんも時期をみてNY生活に合流するのでは、場合によっては同居するのではともいわれております。
シングルマザーとして育ててくれた母を大切にされる姿は、素晴らしいことです。しかし新婚生活のスタート時に親との距離が近すぎると、場合によってはトラブルの元になるケースもあります。
結婚とはそもそも家庭を築き、そのなかで2人の価値観をすり合わせて“新しい家族を作っていくこと”です。しかしそこに旧家族(ここでは実母)が影響力を持って近くにいると、子どもは親とパートナーの間で板挟みになってしまうことに。場合によっては親を優先して、パートナーとひずみを生んでしまうのです。
例えば、大きな買い物をしようとしたときのこと。夫婦で話し合ってAメーカーに決めていたのに、夫の親がBメーカーを推したことで夫はそれに流されて一方的に意見を変えたみたいな話ってよくありますよね。
このとき、妻は「結局、夫は自分より親を優先するんだ」とか「親の意見から自分を守ってくれないんだ」といったネガティブな印象を抱きます。1回ならまだしも、これが続くと離婚問題に発展するケースもあります。
もちろん、距離感が近くても円満なケースはたくさんあります。ただ両親との距離が近すぎる人との結婚は、こうしたダブルスタンダードに悩まされるリスクがある。その点については、誰にでも当てはまります。