■伝統行事は親交を深める絶好のチャンス
1学年の生徒数は約240名という筑附高。同校のホームページによると、各学年6クラスずつで1クラスの人数は約40名。男女比はほぼ1対1で編成されているという。
また、生徒のうち約3分の2は筑附中出身で、それ以外は他の中学校の出身者で構成されているという。半数以上が内部進学者とすれば、すでにコミュニティができあがっている可能性もある。そのため、一部では“ご学友づくり”に心配の声が上がっていた。前出のOGはこう語る。
「確かに、コミュニティは小・中学校でほぼできあがっているので、高校から入るとなると積極性が必要かもしれません。とはいえ、私が知っている限りでは陰湿ないじめなどはなく、穏やかな雰囲気でした。“人は人、自分は自分”という風に捉えている子が多いので、様々な価値観に触れることを意識すると良いと思います」
年間を通して行われる伝統行事は、生徒同士の仲が深まる絶好のチャンスのようだ。前出のOGは続ける。
「毎年6月に学習院高等科と部活ごとに競い合う、『院戦』と呼ばれる運動部総合定期戦があります。生徒たちも特に力が入る行事で、この試合に向けて部活ごとでの団結力が高まっていきます。こういったスポーツや部活などの一芸に秀でている人の方が、学内ではモテていましたね。
また1年生は7月中旬から8月上旬にかけて、長野県蓼科高原での林間学校があります。登山や寮での集団生活を通じて、クラスメイトとの仲が深まりやすくなります。この林間学校をきっかけに付き合ったカップルは、“永遠に結ばれる”といった逸話もありました(笑)」
出典元:
関連カテゴリー: