■小室夫妻に期待していたNYの日系人たち
もともと結婚後の海外生活を望んでいたのは眞子さんだった。昨年10月の結婚会見では、次のように語っている。
「圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして海外に拠点を作ってほしいと、私がお願いしました」
その言葉どおり、小室さんは勉強の傍らで、人脈づくりにも励んでいたのだ。本誌は’20年1月にNY在住の帽子デザイナーの証言も得ている。セレブの帽子も手掛けている彼女の経歴を知った小室さんは、「それでは今度、アトリエにお伺いしてもよろしいですか」そう積極的にアプローチしてきたという。
現地・邦字新聞の記者は語る。
「小室さんの努力と、“内親王の恋人”という立場もあり、小室さんはNYの日系人会に食い込むことに成功していました。いわば“小室さん後援会”ともいえるネットワークも結成され、その中心人物の1人が弁護士のゲーリー森脇氏だったのです。
中堅法律事務所の幹部弁護士で、小室さんは森脇氏の事務所でインターンをしていました。日米交流に長年の貢献があったとして’19年に旭日小綬章を受章しました。現在、小室さんが勤務している法律事務所ローウェンスタイン・サンドラーも森脇氏が紹介したそうです」
小室夫妻の米国移住の際も、後援者たちは尽力した。
「まずNYでの新居を探したのが、後援者である不動産会社関係者でした。また昨年9月に小室さんが帰国した際にも、現地の旅行会社が飛行機やホテルの手配をしていますが、そのトップも後援者です」
なぜ彼らは小室さんの支援を買って出たのか。NY在住の日系人はこう語る。
「アメリカには王室がありませんから、日本在住の人たちが想像するよりも、ロイヤルファミリーへのあこがれが強いのです。
また日系人会は、新年会や敬老会など、季節ごとにパーティを催しています。そこに元プリンセスやそのご主人が参加してくれれば、パーティ自体も盛況になるでしょうし、日系人の結束力も高まるのではないかと期待していました」