■海外旅行には現地領事館によるサポートが必要に
ハネムーンとして選んだのは中南米への海外旅行。眞子さんはその地域に好印象を抱いているのだという。前出の皇室ジャーナリストによれば、
「眞子さんは内親王時代に7カ国を公式訪問しています。そのうちブータンをのぞく6カ国が中米および南米でした。
移動距離も長く、スケジュールもかなりハードでしたが、各国で熱烈な歓迎を受け、眞子さんにとっては忘れられない思い出なのでしょう。’19年に訪れたボリビアでは、乳幼児養護施設も視察しました。見送りの列から飛び出してきた男の子を抱きしめるハプニングは印象的でしたね」
眞子さんにはかつて訪れた地域への再訪以外にも、特に気になっている場所があるという。
「特に念入りに検討しているのは、エクアドル領のガラパゴス諸島とグアテマラの古都・アンティグアだと聞いています。
ガラパゴス諸島には独自に進化した固有の動物がいます。東京大学総合研究博物館に勤務していた眞子さんらしいリクエストですね。
しかしNY総領事館としても、そのまま送り出すというわけにはいきません。旅行先の大使館や領事館に外務省を通じて連絡をとり、サポート態勢を敷いてもらわなければならないのです」(前出・日本人ジャーナリスト)
静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは、
「眞子さんは内親王として中南米を訪れており、当時は安全性や利便性も保障されていましたし、大歓迎も受けたでしょう。しかし一般人として旅行するときは、条件が異なるということを、どれだけ認識しているのでしょうか。
“今度はもっと自由に動き回りたい”と考えているのかもしれませんが、現地の領事館としては頭が痛いところでしょうね」
NY総領事館がもっとも懸念しているのはセキュリティ上の問題だ。
「“将来の天皇陛下の姉”が渡航先で危険な目に遭うような事態は絶対に避けなければいけません。しかし安全を確保するためには、多くの人員を割かなければならず、現地の警察との調整も必要です。
小室夫妻は日本で国際免許も取得していますし、現地で運転してみたいという希望もあるそうです。総領事館としては『ハネムーンであればハワイではいかがでしょうか?』と、提案しているそうですが、眞子さんはあまり興味を示さないとか……」(前出・日本人ジャーナリスト)
現地の治安状況などには関心が薄く、やや暴走気味に夢を膨らませ続けているという眞子さん。日本政府も戦々恐々とするなか、1年遅れのハネムーンは希望どおりに実現するのかーー。