■美術館スタッフたちは“プリンセス・マコ”と呼んでいて
実際に眞子さんと会ったNYの美術関係者は、彼女の印象について次のように語った。
「小柄で、若々しく、礼儀正しく、笑顔が美しいチャーミングな女性という印象を受けました。日本では皇族として、どのように人々と接していらしたのか……、そんなことも考えさせられました。
ただ失礼ながら、眞子さんがNYで道を歩いていたとしても、ほとんどの人が“日本のプリンセス”とは気がつかないと思います。
世界的大富豪、超人気スポーツ選手に映画スター……、それだけNYには著名人があふれているからです」
だが、そんな“一見ふつうの”眞子さんに、世界三大美術館の1つであるMETが、常に複数のスタッフをつけ、“大名視察”をサポートしているのも事実なのだ。
その破格の待遇と理由についてMETの関係者はこう明かす。
「METスタッフの間では、彼女は“プリンセス・マコ”と呼ばれることもあります。彼女は半年以上前にMETが所蔵する日本画の解説文を書いていますが、当時はいかにも“見習い”といった存在でした。
METが彼女に、いわゆる英才教育を施すため、“チーム・マコ”を結成したのはこの夏のことです。チームのメンバーのなかには日本美術部門のトップで、解説文の“翻案”を務めたキュレーターのジョン・T・カーペンター氏もいます。
現在、眞子さんはNY中の美術館の視察を行っています。それはどんな展覧会にどのような人々が訪れているのか? などを肌感覚で知ってもらうためです。
またスタッフたちも人脈を駆使して、自分が知る美術関係者に眞子さんを紹介しています。それだけ彼女の“将来性”にMETは期待しているのです」
眞子さんは日本では博物館に勤務していたが美術館職員の経験はない。だがこの関係者によれば、
「将来的に、眞子さんには日本の美術品の買い付けや、企画展の開催を担当してもらいたいというMETの思惑があるのです。
眞子さんは、元内親王であり、日本の人間国宝たちを中心に組織されている日本工芸会の元総裁です。その肩書は、日本での買い付けや美術品の借り出しの際にも威力を発揮すると、METは考えているのです」
また、この全面支援の陰には眞子さん自身の変化もあるようだ。
「“名門美術館の顔”となり、展覧会を開催するためには、パーティや食事会などに出席することも必要です。渡米当初、眞子さんはそうした生活を送ることに躊躇していたようですが、最近は“美術館職員としてNYで生きていく”ことの覚悟を決めたようなのです」
夫・小室さんの司法試験の合格発表は10月下旬だが、その結果を待たずに仕事を本格的にスタートしていた眞子さん。“もう夫はアテにしない”という意思表示にも思えるが、彼女の決断は今後の小室夫妻のNY生活をどう変えていくのだろうか。