■新人銀行員時代は残業を完全拒否
特にLSは小室さんが2度も司法試験に落ちても雇用し続けてくれた“恩人事務所”ともいえる。
「それにもかかわらず、すんなりとアソシエイトにならないのは、“LSと小室さんの間で条件闘争が起こっているのではないか”という法曹関係者もいます。報酬以外の待遇の条件で折り合いがついていない可能性もありますね」(前出・日本人ジャーナリスト)
NYの新人弁護士は激務をこなさなければいけないという。
「特に小室さんはLSでは金融・投資関連のセクションに所属しています。金融系の弁護士の業務は、法律に基づいた契約書作成などで、ビジネスの場における交渉力が必要とされるのです。また大きな案件や顧客をつかまないとなかなか出世できません。こうした弁護士は週末も休まずに仕事をしています。現実的に家族との時間を優先することが難しくなってしまうケースも多いのです」(前出・リッキー徳永さん)
だが、身を削って働く日々は自由を求めて渡米した小室夫妻が望んでいたものなのか。小室さんが「愛妻と過ごす時間を優先したい」と強く主張していたら……。
以前、小室さんは三菱東京UFJ銀行(当時)に勤めていた。同銀行のベテラン行員は、当時の小室さんの勤務態度についてこう証言している。
「小室さんは新人だったにもかかわらず、“絶対に定時で帰る男”として有名でした。繁忙期でも、同僚が残業中でも、まったく気にしないで帰るのです。
残業をしない理由を聞いても、『英語のレッスンがあるので』と言うばかり。さすがに上司が、『君がやらない仕事は、ほかの誰かがやることになるのだよ』と諭したそうですが、『そうなんですか、お疲れさまです!』と、そのまま退勤して、周囲を驚かせたのです」
LSとの“条件バトル”についてNYの法曹関係者はこう語る。
「小室さんは“日本の元プリンセスの夫”という立場を自覚していますからね。 それを盾にして、NYの弁護士としてはかなり“非常識”ですが、『残業はしない』『休日勤務はしない』『過度なノルマには応じない』などといった破格待遇を求めている可能性はあると思います」
リッキー徳永さんによれば、それはかなり珍しいケースだという。
「一般的にいえば、法律事務所での弁護士の勤務時間はかなり長くなってしまいます。ただ“休日は働かない”という条件は、事務所の判断によっては可能かもしれません」
小室夫妻が目指している“理想の生活”とは? はたして秋篠宮ご夫妻や宮内庁関係者らが安心できる日は訪れるのだろうか。