■秋篠宮家への批判に悠仁さまは……
そうした秋篠宮家の雰囲気の変化は、悠仁さまの将来に深刻な悪影響を及ぼす可能性がある。精神科医の香山リカさんは、こう懸念しているという。
「一般的に16歳から17歳の子供たちは、この時期に自己のアイデンティティー、つまり“自分らしさ”を確立するといわれています。両親をはじめとする周囲の大人たちをモデルとして見ながら、自分の進路や将来を考えて、自分らしさを作り上げていくのです。
しかし、その家族や周囲の大人たちが批判されているという状況を目の当たりにすると、モデルとすべき人がいなくなってしまい“親とは違う生き方をしたい”などと、子供たちが心の内側に葛藤を抱えてしまうことへとつながりかねないのです」
秋篠宮家に集まる国民の批判に、悠仁さまも悩まれているのだろうか。香山さんはこう続ける。
「悠仁さまは、一般国民の16歳とは違う環境におられます。“将来の天皇”という重圧と向き合われながら、“違う生き方を選ぶことができない”ことを自覚されなければならないお立場にあります。
ご両親への批判もあり、パラグアイから来日した高校生とのご交流の場で自分らしく振る舞われても、“社会に受け入れられないのではないか”“国民から批判されるのではないか”とお考えになり、悠仁さまはご自身に期待される役割を果たすことができなかったのかもしれません。
そのように“自分の感情を示すよりも、無表情で目立たないほうがいい”とお心の中で思われているのであれば、悠仁さまは大変お気の毒な状況にあると思います」
7月24日にも、秋篠宮ご一家は来日した日本語学校「ブラジル日本語センター」の生徒たちと赤坂東邸で面会し、交流された。
「秋篠宮ご一家は、ブラジルから来た30人ほどの日本語学校の生徒らと懇談されました。ご一家と同校との交流は2005年から始まり、今回で8回目となっています。悠仁さまの同席は7年ぶりであったとはいえ、やはり日本パラグアイ学院の高校生たちとの面会した時と同じく、無表情さが目立っていました」(前出・皇室担当記者)
そして、悠仁さまがご表情を喪失されている状況を、“周囲の大人たち”がさらに拍車をかけてしまいかねない事態も進んでいる——。