■秋篠宮家の側近トップも退任へ
6月30日に、秋篠宮邸に佳子さまが引っ越さず、隣の旧御仮寓所で“一人暮らし”を続けられていることを、皇嗣職が初めて公表。この対応に対して、西村泰彦宮内庁長官が苦言を呈すると、秋篠宮ご夫妻の側近トップである加地隆治皇嗣職大夫が反論するといった応酬を繰り広げたのだ。
「西村長官は13日の定例会見で、『タイムリーな発表でなかった』と皇嗣職が公表するタイミングが遅すぎることを批判。“ご一家で引っ越す”と当初の説明と異なる点については、『結果的に違ったことについては反省すべき』と発言したのです。
すると翌日、加地大夫が『(タイミングについては)長官のお考え』と述べ、『節目節目で必要な説明をしてきた』と定例会見で異例の反論に及んだのです。しかし、加地大夫は会見で“説明をしてきた”と釈明しましたが、そうならば改めて文書を宮内庁のホームページに掲載して説明する必要もなかったはずです。
西村長官による“タイムリーでなかった”“反省すべき”といった一連の苦言を認めることは、秋篠宮ご夫妻の判断が間違っていたと認めてしまうことになりかねません。忠実にご夫妻に仕えてきた加地大夫の立場では絶対にできないはずで、こうした説明を繰り返すしかなかったのでしょう」(前出・皇室担当記者)
警察庁のキャリア官僚だった加地氏は、2016年から宮務主管、令和となった2019年5月に皇嗣職大夫に着任し、秋篠宮家に仕えてきた。悠仁さまにとって、幼いころから公私にわたって親しみ、頼りにされてきた“最側近”だ。
「長官や侍従長、皇嗣職大夫などは特別職の公務員で定年はありませんが、70歳となる年度末に退任することが慣例です。しかし加地大夫は昨年70歳となりましたが、今春以降も続投してきました。
しかしいま、加地大夫が8月にも退任するという見方が宮内庁内に広がっているのです。官僚の異動は、通常国会が終わり、政治的な動きが少ない夏に行われることが一般的だとはいえ、秋篠宮家に仕えてきたトップとして、“一連のトラブルの責任を背負って退く形を取るのでは”とも囁かれています」(前出・宮内庁関係者)
来年、悠仁さまは大学進学を控える3年生となられる。かねて紀子さまは“東大進学”を望まれているなどとも報じられてきたが、悠仁さまを取り巻く空気は、さらに重くなってしまいそうで——。
「秋篠宮ご夫妻をはじめ、皇嗣家には“将来の天皇を育てている家だ”と肩に力が入り、強い緊張感があるように感じます。
しかし、悠仁さまが天皇となられるまでには、まだ時間があります。その間に、ご自身で選ばれた大学でお好きな分野の学問に取り組むなど、のびのびとした学生生活を送っていただくことが、悠仁さまの未来にとって大切なことのように思います」(香山さん)
幼いころは、国民の前で屈託なくほほ笑まれ、多彩なご表情を見せられていた悠仁さま。その笑顔を、一日も早く取り戻してほしい。