雅子さまが直面される“W介護”の現実…上皇ご夫妻の侍医交代、ご両親の転居も
画像を見る 天皇陛下と雅子さま

 

■上皇ご夫妻担当の侍医が交代した意味

 

「上皇さまのお体には大きな懸念はないものの、高齢者の多くが直面する認知機能の低下は年々進行していると聞きます。美智子さまも、最近また少しお痩せになったご様子とお見受けします。それに3年ほど前から、午後になると少し熱が上がる症状が変わらずに続いています」(宮内庁関係者)

 

年の瀬も迫った2023年12月1日、上皇侍医が交代する人事が発令された。人事には、上皇ご夫妻の現在のご体調不安が考慮されているとの声もある。

 

「今回の人事では、感染症の専門医から腎臓・内分泌内科の医師に交代しました。いずれの医師も、皇室の医療を実質的に担当している東京大学医学部附属病院に所属する女性医師です。

 

侍医は、東大病院から外科と内科の系統に分けつつ、複数人の医師が派遣されています。さらに、それぞれの医師の専門が、担当する皇室の方々の“健康で気になる部分”をカバーできるように人事が行われるといわれています。

 

コロナ禍の期間、上皇侍医に感染症の専門医が配置されていたことは、上皇ご夫妻が新型コロナウイルスに感染されるリスクを減らすことを目的とした人事であったとみています。今回の人事には、上皇ご夫妻のご健康を維持するため、腎臓や内分泌系の疾患などに対応できるよう、考慮のうえに決定した側面があるのでしょう」(皇室担当記者)

 

宮内庁職員の人事は、すべて天皇陛下と雅子さまがご覧になったうえで、最終的に決定される。前出・宮内庁関係者は、

 

「両陛下は、“上皇ご夫妻が不安をお感じになることがないように”とのお気持ちや心配が強いようですし、侍医の交代人事もこうしたご意向に沿うために、宮内庁内で検討されていました。皇居と赤坂御用地とでお住まいは離れておりますが、ご一緒になる折には、両陛下が上皇ご夫妻に対してできうる限りのお気遣いをなさっています」

 

そのお気遣いぶりが光ったのが、11月に皇居・桃華楽堂で開かれた皇宮警察音楽隊の創設70周年を記念するコンサートでのこと。両陛下と上皇ご夫妻が久々に公の場でご一緒に臨まれた行事だった。

 

「入場時に、両陛下の後ろを歩かれていた上皇ご夫妻のお足元を、雅子さまは注意深く目を配りお声がけしながら、着席されるまでエスコートされていたのです。終演後も、美智子さまが立ち上がられようとするのを、雅子さまがお手を伸ばして手伝おうとされていたとも聞きました。

 

外交官としてご両親が多忙でしたから、雅子さまは幼いころから祖母の江頭寿々子さんと過ごされることが多く、“おばあちゃんっ子”だったそうです。

 

国民とのご交流でも、とっさにお年寄りの手を取られて優しく話しかけるといったお気遣いをされていますが、雅子さまにとっては当たり前のことなのでしょう。日常的に、高齢者に寄り添うことを意識されていることの証左ともいえます」(前出・宮内庁関係者)

 

こうしたお気遣いは、皇室と国民との距離をより縮めるうえでも大きな意義を持つという。

 

「上皇ご夫妻のなさりようを受け継がれながら、雅子さまはさらに深く“国民と寄り添う”ことを目指されているように感じています」(前出・久能さん)

 

そして、雅子さまが介護についての意識を深められているのは、上皇ご夫妻ばかりではなく、実のご両親である小和田恆さん、優美子さんの生活に生じた変化も大きいという。雅子さまのお誕生日に前後し、一部で“小和田さん夫妻が転居”などと報じられていた。

 

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