■学力の伸び悩みも…“長期戦略”を転換
激化する“特別待遇”批判を受け、方針転換を余儀なくされたかのように見える紀子さまの“悠仁さま受験戦略”。だが、この転換には、本誌9月10日発売号が報じている“教科書レベルの質問に戸惑われた”といった、学力面での懸念も要因となっているという。
「悠仁さまは毎日7~8時間勉強なさっていて、留年者が毎年出るほど難易度が高い筑波大学附属高校のテストでも、落第することなくきちんと進級されています。ただそれでも、東大の『学校推薦型選抜』は共通テストの受験も必要で、トータルで8割以上の得点を目指さなければならず、並大抵の努力ではそのレベルに達することはできないとされています。
紀子さまも、こうした状況に焦慮されていたことでしょう。祖父や父が東大卒、実弟の川嶋舟さんも東大大学院で博士号を取得しており、“一流の研究には東大しかない”と強い思いを抱かれてきたと聞きます。
悠仁さまがお茶の水大学附属幼稚園に入られたころから、長期計画で東大進学のための戦略を描かれてきたといわれるだけに、方針転換を決断されるには相応の苦慮があったようにお見受けしています」(前出・宮内庁関係者)
どの大学に進まれるにせよ、成年皇族としてご活動の幅を広げられる運命にある悠仁さまにとって、もっともいま必要な“学び”とは何なのか。
「悠仁さまにとってはとりわけ、同世代の人々が置かれた環境と、皇族としての立ち位置を客観的に見つめることにつながる学びが大切なのではないでしょうか。そのうえで、皇室という公平無私の立場から、虐げられる人々への思いやりや、支えとなれるような心構えを養われることを期待しています」(前出・小田部さん)
紀子さまが58歳のお誕生日文書に滲ませていた苦渋。この決断が、国民にとって喜ばしい悠仁さまのご成長と飛躍に結びつくことを願うばかりだ。