■過去に上皇ご夫妻も“MLB天覧試合”を
天皇皇后両陛下が観戦するスポーツの試合は、「天覧試合」と呼ばれる。実際に、1994年6月に国賓として米国を訪れた上皇ご夫妻が、メジャーリーグの試合を観戦された前例もあるのだ。
「2週間以上かけて西へ向かうように、南部の都市アトランタ、東海岸のニューヨークやワシントンD.C.、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ホノルルなど各都市を巡られた上皇ご夫妻は、中西部ミズーリ州セントルイスで、カージナルス対パイレーツ戦をご覧になっています。
7回表の攻撃が終わったところで、ブッシュ・スタジアムの大型電光掲示板に、『両陛下を心から歓迎します』とメッセージが表示され、約3万人の観衆が総立ちで、上皇ご夫妻に向けて拍手と歓声を上げていました」(皇室担当記者)
天皇陛下と雅子さまの訪米が実現すれば、前人未到の大記録を次々と打ち立てるドジャースの大谷翔平選手との対面も日程の中に設定される可能性が高いと、前出の宮内庁関係者は語る。
「雅子さまは米国で長く生活されていたこともあり、ゆかりの場所への再訪がセットされるでしょうが、何よりも両陛下によるドジャース戦の観戦が、日米親善を象徴づける最高の舞台となると思います。トランプ氏の招待であれば、そうした演出も当然あるでしょう。
大谷選手は、ドジャースの25度目のリーグ優勝、ワールドシリーズ制覇に貢献するばかりでなく、54本塁打と59盗塁というメジャー史上初の大記録を打ち立てました。両陛下も幼少期から野球を好まれていますし、大谷選手と対面されることになれば、大活躍を称えながら、日米両国民を沸かせ、勇気を与えてくれたことへの感謝をお伝えになると思います」
LAでの天覧試合が実現したとき、復活が待望される“二刀流”の大谷に、雅子さまはどのような激励の気持ちを込めたお言葉を伝えられるのだろうか。