■若き内親王に寄せる雅子さまのご信頼
若き女性皇族として、期待を一身に受けられる愛子さまと佳子さま。雅子さまはお二人に信頼を寄せながら、被災地へ寄り添うご活動への期待も抱かれていると、前出の皇室担当記者は語る。
「雅子さまは、“佳子さんに愛子の面倒をみてもらってありがたい”と、このところ大きな信頼を寄せられ、お二人のご活動の範囲を広げていくことを望まれているようにお見受けしています。
いま、両陛下が懸案とされていることの一つは、能登半島地震や豪雨の被災地の復興状況です。来年以降にも愛子さまと佳子さまが能登半島に足を運び、復興に向けた行事などに臨むことを両陛下は期待されているようなのです。
陛下は“時代に即したご公務”を打ち出され、雅子さまとともに“令和流”の取り組みを進められています。災害の被災地へのお心寄せのあり方も、変革のタイミングに差しかかっており、その象徴に愛子さまと佳子さまを据えようという両陛下のお考えがあってのことなのかもしれません」
佳子さまは10月下旬に、総裁を務める日本工芸会のご活動のために石川県金沢市を訪問され、被災した輪島塗の職人らと懇談されている。だが愛子さまは、9月下旬に志賀町と七尾市へ復興状況ご視察のための訪問が予定されていたが、直前の豪雨によって取りやめられていた。
「愛子さまも、被災地への訪問を熱望されており、側近も『何とかしたいが……』と漏らしています。単独でのご視察だけではなく、佳子さまとご一緒での能登半島へのご訪問も実現すれば、被災地への関心を社会全体で高められるでしょう。また将来を担う若い世代にも皇室のご活動を広めていくことにもつながるのです」(前出・宮内庁関係者)
前出の小田部さんも、愛子さまと佳子さまがそろって被災地に向けたアクションを起こされることに期待を寄せている。
「愛子さまと佳子さまがそろって復興視察などを行われることは望ましいことです。そしてこれからも起こりうる災害に、皇室が積極的に被災した人々を支援するようなご活動が増えていけば、国民にとっては頼もしいことではないでしょうか」
雅子さまからの“密かな使命”を帯びた愛子さまと佳子さまの新しいペアが、被災地の未来を照らす光となっていくことを願ってやまない。