■2年目で加速する愛子さまの二刀流
《原爆ドームを目の前にした私は、突然足が動かなくなった。まるで、七十一年前の八月六日、その日その場に自分がいるように思えた》
愛子さまは“どうすれば平和を守ることができるのか”も、考えられていた。
《日常の生活の一つひとつ、他の人からの親切一つひとつに感謝し、他の人を思いやるところから「平和」は始まるのではないだろうか。
そして、唯一の被爆国に生まれた私たち日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要があると思う。「平和」は、人任せにするのではなく、一人ひとりの思いや責任ある行動で築きあげていくものだから》
平和を願い、行動したい……。そんな思いを温め続けてきた愛子さまは、昨年4月に日本赤十字社に入社され、それから間もなく1年がたとうとしている。
「入社直後と同じように、愛子さまはいまも、ご公務や祭祀などの予定がない日は、ほぼ毎日出勤され、夜まで勤務されています。その実直なご姿勢に日赤関係者も驚いているそうです。
3月19日には、横浜市の造船所を訪れ、北極地域の海洋調査などを行う研究船の命名・進水式に出席されます。
社会人2年目となる新年度は、皇族として、そして社会人として、さらに“二刀流”を加速させていかれることでしょう」(前出・皇室担当記者)
広島で“非戦の誓い”を胸に秘められて9年。
“人任せにせず”、自分の目で見て、感じたことを世界に発信する内親王・愛子さまの“慰霊の旅”が、いま始まろうとしている。

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