《ラオスのレクチャーも》愛子さま 天皇陛下とのお出かけ急増中!休日も受けられる“女帝教育”
画像を見る 10月26日、「秋季雅楽演奏会」の会場で楽しそうにお話しになる天皇陛下と愛子さま(写真:JMPA)

 

■三浦春馬さんゆかりの小児病院もご視察に

 

また皇室番組を長年手がけてきた放送作家の、つげのり子さんはこう語る。

 

「愛子さまのラオスご訪問で、私が注目している日程が2つあります。1つはビエンチャンの『コープ・ビジターセンター』ご訪問です。

 

この施設は国立リハビリテーションセンターの敷地内にあり、ラオスが抱えている不発弾問題の現状を伝えています。

 

ベトナム戦争時、アメリカ軍はベトナムの隣国のラオスにも大量のクラスター弾を投下しました。いまも、その不発弾の爆発のために、命を落としたり、手足を失ったりといった悲劇が続いているのです。戦時下だけではなく、その後も人々が苦しめられているという現実を愛子さまは、深く胸に刻まれることでしょう。

 

もう1つは、在留邦人とのご面会です。私は9月にラオスを訪れましたが、現地では多くの日本人が、NGOやNPOの活動を行っています。最貧国の1つであるラオスで、日本人がインフラ整備、教育、医療などの幅広い分野で協力していることを知っていただければと願っています」

 

愛子さまがラオスの古都・ルアンパバーンで視察される24時間救急体制の「ラオ・フレンズ小児病院」も日本の認定NPO法人「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」が創設した。

 

「『ラオ・フレンズ小児病院』はこの10年間で28万人以上の子供たちを無償で治療してきました。’20年に逝去した俳優・三浦春馬さんが支援していたラオスの病院としても知られています。

 

春馬さんご本人が病院視察の際に強く必要性を感じたという、患者である子供たちの家族が利用できる宿泊施設も’24年に完成しました」(前出・皇室担当記者)

 

ただ病院の運営は楽ではなく、財政的には厳しい状況が続いており、現在はクラウドファンディングにより資金を募っているという。

 

「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN」代表を務める看護師の赤尾和美さんに話を聞いた。

 

「(三浦春馬さんの支援で完成した宿舎は)オープン以来常に満員で、ご家族も患者さんもとても喜んでいます。

 

愛子さまのラオスご訪問によって、ラオスという国自体の認知度を上げることにつながれば、とてもうれしいです。

 

これを機に多くの方がラオスの国や人々、文化、医療、子供たちの状況などについて興味を持っていただけるようになればと思っています」

 

“ラオスには愛子にとって将来の可能性を広げるような出会いが待っているはず”……、天皇陛下はそんな思いを胸に、“二人きりの休日特訓”を続けられている。

 

画像ページ >【写真あり】最近は、お二人での外出も増えている天皇陛下と愛子さま(他14枚)

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