雅子さま ご体調悪化で24年封印…期待高まるアメリカご訪問に残された「最後の試練」
画像を見る 天皇陛下と会見したトランプ大統領。大谷翔平選手や山本由伸選手の活躍も話題になったという(写真:宮内庁提供・2025年10月27日)

 

■上皇ご夫妻と同じく米国を横断され……

 

ただ雅子さまにとって、米国は特別な国だ。幼少期にNY、高校時代にはボストン、そしてハーバード大学……雅子さまが青春を謳歌された場所があり、いまもご友人らが暮らしている。

 

「そして外務省職員時代は、北米局北米第二課で、昼夜を問わず激務に臨まれていました。当時日米間の貿易摩擦が懸案で、タフな働きぶりが求められたそうです。

 

皇室に入ってから、まだ雅子さまは米国を訪問されていません。実現すれば、初めての“思い出の国”での国際親善です。日米のよりよき未来を志された若き日々を思い出されながら、両国の絆を深めるご活躍をなさっていただくことを願ってやみません」(前出・宮内庁関係者)

 

1994年に国賓として訪米した上皇ご夫妻は、南部アトランタを皮切りに、首都ワシントンD.C.、NY、中西部の各都市、西海岸のロサンゼルスとサンフランシスコ、そしてハワイ・ホノルルを巡られている。長年皇室番組を手がける放送作家・つげのり子さんは、ご訪米の実現についてこう期待を込めている。

 

「両陛下も上皇ご夫妻と同じく、東海岸から西海岸にいたる形で巡られるのではないでしょうか。NYの国連本部のほかには、ボストンに行き、近郊のハーバード大学で陛下を雅子さまが案内されるといった日程も予想されますね。

 

日米の親善をさらに深めるため、上皇ご夫妻もご覧になったメジャーリーグの試合を、両陛下もご覧になっていただきたいものです。大谷翔平選手が出場するドジャースの試合のご観戦は実現する可能性が高いでしょう。

 

先日の陛下とトランプ大統領の会見でも大谷選手の話題が出ましたが、ホワイトハウスの晩餐会に大谷さんと真美子さんが招かれれば、多くの日本人にとっても誇らしいことです。また、太平洋戦争中に起きた日系人の強制収容の記憶を残す場所、そして上皇さまがお立ち寄りを見送られた真珠湾などにも足を運ばれることも期待しています」

 

成功体験を重ね、ご自信を高められている雅子さま。だが皇后として、記者会見に臨まれるという“最後の試練”が残されている。

 

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