雅子さま ご体調悪化で24年封印…期待高まるアメリカご訪問に残された「最後の試練」
画像を見る 公開されたご近影のなかには、今年訪問されたモンゴルにちなんだ品々も(写真:宮内庁提供)

 

■日米の未来切り開く24年越しの悲願

 

前出の皇室担当記者は語る。

 

「皇后や皇太子妃がメディアを通じて広く国民に語りかける機会はさほど多くありません。外国公式訪問の出発前に行われる記者会見がその一つとされてきました。ただ雅子さまは、2002年のニュージーランド・オーストラリアご訪問前の記者会見以降、ご体調の悪化により臨めておられません。

 

“報道陣の向こう側には国民がいる”と意識されているようで、雅子さまにとり、大変な緊張を強いられる場面と言えます。こうした経緯もあって、外国公式ご訪問前の記者会見には、陛下がお一人で臨まれてきたのです」

 

ご出発前の記者会見は、訪問国に対しても重要な意味を持つ。元宮内庁職員で皇室解説者の山下晋司さんは次のように指摘する。

 

「記者会見は表情や声などから、よりお人柄を感じさせます。とくに外国訪問前の記者会見は、訪問国のメディアでも報じられますから、その国の国民により親しみをもってもらえ、歓迎の機運が高まる一因になります。

 

皇后陛下のご負担が大きいのであれば、冒頭の1問だけお答えになって退席されるとか、あるいはビデオメッセージという形など、ご負担を軽減した発信方法を検討する時期だと思っています」

 

来年にも実現すれば24年越しとなる記者会見。雅子さまもご決意を固められているようだ。

 

「長年のご病気との闘いを見守ってくれた国民に、雅子さまは直接ご自身の言葉で感謝のお気持ちを伝えたいとお考えになっているそうです。雅子さまが全身全霊で臨まれているご姿勢は、日米両国の人々の胸を打ち、次世代の親善を切り開く端緒となるでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 

まさに悲願となる記者会見の成就に向けた、雅子さまの62歳のご決断。日米両国の絆を固く結ぶという若き日の志とともに、運命づけられたその使命を果たされるため、雅子さまの新たな挑戦が始まっている。

 

画像ページ >【写真あり】02年以来臨まれていない「最後の試練」(他18枚)

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