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「臨床研究トレーニングプログラム」について、翁長雄志知事(右)に説明する村田謙二副理事長(中央)とロビン・J・ウィートリー事務局長=19日、県庁

 

米ハーバード大医学部世界教育機関のロビン・J・ウィートリー事務局長とNPO法人「沖縄アジア臨床研究連携」の村田謙二副理事長らが19日、沖縄県庁に翁長雄志知事を訪ね、来年1月から同大が沖縄科学技術大学院大(OIST)などで開催する「臨床研究トレーニングプログラム」について説明した。翁長知事はプログラムについて「大変歓迎すべきもので、沖縄の医療の向上に刺激を与える」と開催を歓迎した。

 

ハーバード大の臨床研究トレーニングプログラムは、世界規模での医療人材を育成する医療貢献活動の一環で、日本では初開催。来年1〜7月までの間、OISTでの講義やウェブ上での双方向会議を通して、臨床疫学や治験などの講義を受けられる。そのほか受講者らが数人でチームとなり、論文執筆に向けた議論を進める。世界中から受講者を募る予定で、受講料は6千ドルを予定している。

 

プログラムの誘致に携わった村田副理事長は「(臨床研究は)患者のデータを、統計的に解析して、今ある治療法が有効か、コストに対する結果などをコンピューターで解析できる。日本でも研究が行われてきているが、アメリカが進歩している」と語り、プログラムを通して日本の臨床研究が発展することを期待した。

 

同プログラムについての問い合わせ先や詳細情報は「沖縄アジア臨床研究連携」のホームページ(http://oacis.org)に記載されている。

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